旧GRPのデータ

下記製品の情報は1997年のものであり、3世代前の製品内容となっております。
現在の製品の仕様等ではありません。
製品内容および価格については改良その他により予告なく変更されますので
最新の製品をご利用ください。
NEWーGRPのデータで分かるものはこちらの色で記載しています
PLUTOのデータはこちらの色で記載しています。

(1)環境問題に対して


(1)色々な物質と化合または反応して人体に有害となるような重金属は一切含まれていません。
    もちろん、そのもの自体で有害な重金属も含まれてはいません。
(2)人体に危険であったりカブレを生ずるような物質も使われていません。
    従ってWHMISで指定されるものではありません。
(3)組成は通常の焼却炉で焼却処理しても害のないもので作られていますのでタービンオイルや
    油圧オイルのように廃棄処理前にまとめて置いておく必要などがありません。
(4)GRPは何れの点でも自然のバイオの世界に自然になじむように開発されている「地球に優しい」 潤滑剤です。

(2)製品説明

(1)製品

  • 琥珀色の液体
  • 穏やかな臭気
  • 無害、生態系に順応
  • WHMIS(作業危険指定物質)規制対象外
  • 米国DOT及びカナダ運輸法規制対象外
  • IATA(国際航空運輸協会)指定危険物対象外
  • シールやガスケットに傷害を与えません
  • UV安定性−−長時間紫外線にあたりますと多少変色する場合もありますが、性能や効果は変わりません
  • 凍結溶解性−−沈殿や分離はしません
  • (2)製品の特徴

     
  • 合成オイルに対して広いナジミ性
  • 低灰分−沈殿物形成の最小限度
  • 灰分は他の添加剤のように硬質ではなく軽く柔軟
  • 亜鉛を含みません−銀メッキがしてある箇所での使用に適します
  • 十分なアルカリ価がオイルを中性にします
  • 拡散剤を含みオイルの能力を高めスラッジの発生を押え、沈殿物の形成を防ぎます
  • 防錆剤を含み腐食から守ります
  • ASTM D-130、銅箔腐食テスト、160度Cで合格。ベアリングの銅部品に障害をもたらしません
  • 硫化水素抑制剤を含みオイル内に自然発生する硫黄の形成を防ぎます
  • 160度Cでの熱と酸化安定性−エンジン稼働温度で分解や変質しません
  • −52度Cの低流動点は冷却系への使用や極寒地での使用に適しています
  • (3)性能

    チムケン試験基準を合格。試験片接触点において約11トン/sq.cmに等しい 大加重に耐えられる能力があります。
    水やグリコールが混ざった中でも卓越した 耐荷重性能と油膜保持力を発揮します。
    オクラホマ、ステイルウオーターにある流体力学サービス(株)によって行われた 驚異的な摩耗試験結果があります。
    ダイナモテストでも実質的な燃費の経済性が 立証されました。

    (4)製品の信頼性

    GRPの使用による成功事例は数百にのぼる世界中の主な産業界での実績に裏付けられています。
    安心してお使いいただけます。

    (5)対環境性

    一切の重金属を含みません。重金属は発癌性を有し、生物に毒素を蓄積し身体に異常を もたらし、
    生命維持に反する作用を起こします。肌や目に障害を与える危険物質や 有毒成分は含まれていません。
    ですからWHMISによる規制品にはなっていません。
    38度CでSUS80以上の粘度がありますので地面にしみこむ傾向を軽減します。
    ( これにより「消費者保護法」による危険警告表示をする必要がありません。
    −−欧米に於ける規定) 水より高い沸点をもちます。従って通常の作業環境で火災になることはありません。
    通常の焼却によって無害で処分できるものですので、タービンオイルやその他のオイルのように
    廃棄処理業者に出すために保管をしておく必要がありません。
    すべてにわたって生態系と共存できるよう に開発されています。

    (6)技術資料

    <用法>−−−オイルの量に対し下記の目安でGRPを添加してください。
     
     
  • エンジンオイル−−−5%(初期使用)−3% 5%(初期使用)-2%でも可。(5%−2%:PLUTOも同じ)
  • ギヤーオイル−−−−5%5%5%
  • 油圧機器−−−−−−5%5%5%
  • トルコン(ATF)−1%-3%(筆者注:ATF交換時はさらに下げた方がよい)1%-5%(最初は1%からで良い)
  • その他の潤滑−−−−3%−5%3%−5%0.1%−8%(使用する箇所による)

  •  

     

    <効果>−−−潤滑性能の大幅な改善
           諸悪条件のもとでも変わらぬ安定した超潤滑性能の維持
           大きな荷重圧であればあるほどその効果は大きくでる

    <仕様>
     

  • 比重(16度C)−−−−−−−−−−−−−−0.9920.992−1.05
  • 引火点 ASTM D92−−−−−−−−−−160度C→195度C(NEW-GRP)210度(PLUTO)
  • 燃焼点 ASTM D92−−−−−−−−−−174度C
  • 発火点 ASTM D92−−−−−−−−−−350度C以上
  • 沸点−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−230度C以上
  • 粘度 40度C ASTM D445−−−−−60cst(280sus)→70cST
  •    100度C−−−−−−−−−−−−−−10cst(60sus)→9cST
  • 流動点 ASTM D97−−−−−−−−−−  −52度C
  • 灰分(%重量)−−−−−−−−−−−−−−−1.93%→改良毎に大幅に減少させています。
  • 亜鉛成分−−−−−−−−−−−−−−−−−−0
  • 全塩基価 ASTM D2896−−−−−−−14.41
  • 防錆試験 ASTM D665、D130−−−合格(160度C、1Hで変色度1b)
  • 弾性体への腐食度テスト−−−−−−−−−−−合格(160度C、2H)
  • UV安定性 254nm*4H−−−−−−−−合格
  • 熱安定性  160度C*1H−−−−−−−−合格

  •  

     

    <性能に関する特記事項>
    粘度−− 10W−30のオイルにGRPを添加してもその粘度及び粘度指数は殆ど変化しません。
           0w−20の低粘度オイルにも使用できます。
          試験結果は下記のとおりです。
          40度C  =  オイル粘度66.5cst  5%GRP添加=65.8cst
          100度C=        11.4cst          11.3cst
          粘度指数(VI)      140            140
    引火点− GRPの最低引火点は160度Cです(NEW-GRP195度C)210度(PLUTO)
           (PLUTO808はさらに大幅に高い引火点ですから変化はありません)
           207度Cの引火点をもつ10W−30のオイルに
          GRPを5%添加すると混合オイルの引火点は204度Cとなります。
    流動点− GRPは流動点を改善します。−39度Cの流動点をもつオイルにGRPを5%添加すると
          −42度Cになります。
    塩基価− GRPはオイルの稼働中にオイル内に発生するあらゆる酸化物質やガスを中性にする
          酸化防止効果をもっています。
    製品概要−超潤滑剤であるGRPオイル添加剤は低灰分であり生態系バイオと共存するように
          開発されています。重金属類や反応物質は含んでいません。GRPは石油を基本とした
          EP剤(極圧剤)で境界潤滑において大きな機械的負荷や熱的負荷を受けた場合に
          効果を発揮します。この有機特性が目に見えないミクロンの摩耗粉を超高融点をもつ
          特殊な共融物質(油膜)に変えて高圧潤滑に対応させることが出来るようにします。
          この共融油膜は250000オングストローム程度の膜厚出あろうと考えられますが
          荷重圧に強いのみならず、水やグリコールなどに影響されない素晴らしい力をもって
          います。信じがたい、この強力な油膜は前述のように目に見えない摩耗粉とGRPの
          基本的な有機特性とが反応して初めて形成されるものです。
          故に、その摩耗粉成分が、クローム(Cr)、チタニウム(Ti)、または、
          鉛を含んでいるとそれらは、クロームGRP、チタニウムGRP、鉛GRPとなります。
          それらの物質は通常潤滑剤の何倍も強力なものとなります。
    用途−−−−内燃機関のエンジンオイル、クランクケースオイル、ATF、ベアリング、ギアボックス、
          油圧機器、コンプレッサー、その他の潤滑で更により優れた潤滑が要求される
          あらゆる箇所。

    (3)原料安全データ

    製品と使用方法

    日本総代理店:ジーアールピー(株)
           東京都品川区五反田5−4−5
    製品名   :GRPオイル強化剤
           
    化学系   :規制対象外の炭化水素系物質の混合体
    使用法   :1−5%の割合でオイルに添加
     

    規制

    GRPオイル強化剤 :WHMIS規制外
    種別      :
    LD50経口  :980000mg/kg(計算値)
    LD50皮膚  :1000000mg/kg(計算値)
    輸送関連    :DOT危険物規制外

    物性    
    物性状態   :液体、琥珀色
    臭気     :弱臭気
    臭気値ppm :
    蒸気圧    :
    蒸発率    :
    沸点     :230度C以上
    流動点    :−52度C
    水との溶解性 :非水溶液
    PH     :9.0
    密度     :0.992g/ml

    火災と爆発危険度

    可燃度    :低危険度。通常の作業温度では不燃性。沸点以上の温度で裸火にさらされた
            場合に燃焼の可能性があります。
    消化方法   :CO2、泡やその他の化学消化剤。火災になった場合には通常の石油製品として
            の扱いをしてください。煙を吸わないようにしてください。
    爆発危険度  :爆発の危険無し。安定物質。

    反応データ

    化学的安定性 :安定
    非融合物質  :酸化物質
    反応性    :非反応性
    重合性    :非重合性
    変質可能物質 :CO、CO2、SO2、COCl2

    毒性(低毒性)

    接触経路   :皮膚−−身体に侵入はしません。大量に長期にわたって接した場合は刺激のある
                場合があります。慢性の傷害はありません。
            目−−−僅かな刺激があります。組織への傷害はありません。
            吸入−−室温では蒸気の発生がありませんので吸入の危険はありません。
                極度の高温下で長期に蒸気を吸入した場合には頭痛を起こすことがあります。
            摂取−−重大な危険はありませんが、大量の摂取は腸や内臓を冒します。
                肺に吸入されると肺炎などをおこします。
    発癌性    :通常の石油製品はすべて多重結合の芳香族炭化水素を含んでいます。これら
            の物質のある種類のものは動物実験で皮膚癌の発生原因とされています。これら
            はすべてのオイルに共通して言えることです。

    防護手段

    防護具    :通常の潤滑油として取り扱いに必要なもの
    管理方法   :潤滑油として扱ってください。保管場所は換気に注意し、電気設備のスパーク
            などに注意をしてください。
    流出した場合 :発火の原因になるものを取り去り、吸収剤で吸い込み拭き取ってください。
    廃棄処理   :潤滑油として扱ってください。
    運搬     :カナダ運輸規約や米国DOT運輸規約65規制外品

    応急処置

    皮膚     :水と石鹸で良く洗ってください。
    目      :少なくとも15分はきれいなぬるま湯で洗ってください。
    吸入     :過剰に吸入した場合には新鮮な空気のあるところに移ってください。
    摂取     :吐かせずに医者に相談してください。


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