皆さんから頂いたご質問内容を元にメーカーカタログと実際の評価など併せて記載しました。このページの目次
ご質問は出来るだけここを見てからお願いいたします。
すこしづつ更新しておりますが、お急ぎの場合メールにてお問い合わせください。
NEW−GRPの添加に関してはこの色で表示・・・工事中
添加量がおなじ場合は文中でこの色にしております。なおGRP PLUTO 808αの添加に関しまして
詳しい解説は確認でき次第更新いたします。なお2007年現在
産業界用GRPは自動車用に使えなくなりまし た。
既に自動車用としては販売しておりませんが
現在、産業界用GRPは産業界用のベアリングやギアなどの潤滑に特化されて製品が製造 されております。
自動車エンジン用やATF用としての用途からは除外されておりますので
自動車用には必ずNEW-GRPかPLUTO808をご使用ください。
(GRPとは製品のにおいも異なりますので、「同じにおいがするGRP旧製品」は使用 出来ます。)なお、当方から購入されて保管している(使いかけ・あるいは量が少ないなどで)
GRPと混合して使用することで、不具合が出ることは全くありません。
なお、GRP(NEW- GRP=NNL807αの写真はこちら03−06下旬新発売)はいわゆる”修復剤”ではありませんので、
基本的な性能を維持するための「整備」が、ベースに必要です。ということを最初に お断りいたしております。
(簡単に言いますと、使用して良くなったとすれば壊れていなかったと言うことで 「機械的な故障は直せない」ということです。)この件で、また、発送で荷物が横になるケースがありGRPのにじみ等が起きる事があり
不具合が機械的な要因で起きているのか
あるいは、潤滑の問題で解決できるレベルかという事で
GRPがよく試されています。改善に向かう傾向の場合は潤滑問題などを絞り込む事が出来ますし
またGRPが含まれるオイルの箇所になりますので
そういった部品の問題点が発見できます。GRPを添加しても全く変化のでないケースもあります。
この場合は、潤滑が関係していないパーツの不具合であったり、
クリアランス系統の異常など、パーツの精度などにも絡んで来ますので
修理での対処する方向性が絞り込める事になります。そういった意味合いで使用される場合でも最も信頼できる添加剤と言えます。
なお
ユーザーの皆様からご報告いただいた例はインプレ集をご覧くださ い。
容器のアルミシールの密閉性を向上致しました。
逆にこのために外気と容器内は気体が遮断され、
・NEW-GRP200mlと1000ml共にプラボトル
・NEW-TE250ml(缶)
・PLUTO808200ml(プラボトル)
の容器に押され現象(=へこみ)が生じる事が分かりました。
この現象はNEW-GRPのページでお知らせ済みですが
製品の性能や品質には影響ありませんので
安心してご使用ください。
なお現在は200mlボトルがアルミ缶に代わり
凹みも漏れもほぼ無くなっておりますが、
万一お届けの際に漏れがある場合は使用せずご連絡ください。
漏れがない商品と変えさせていただきます。また容器側に高温プレスで張る密閉シールはPLUTO808の1000mlボトルでは
れていませんので
この現象は発生しておりません。
フィール(体感)重視のかたは5%でお続けください。
添加剤はオイルにどの程度入っているかで
効果の出方が全く変わります。
NEW-GRPもPLUTOも同じで、4%−6%ぐらいが体感を含め一番コストパ
フォーマンスに優れた
添加量になります。逆に多すぎてももったいないだけですので
この範囲内で一番納得される添加量を探ってみてください。
すでにオイルが入っている場合は、そのまま入れても量的には問題ないと思います。
例えば、オイル4000cc+GRP200cc=総量4200ccということになります。
(これくらいでしたらオイル量は誤差の範囲に入りますのでほとんど問題にならないように思えます。)
また、交換時期は使用状況で異なってきますが、おおむね今までの交換時期まで使用し、オイル量変化や汚れ具合など、
またエンジンの調子から判断する方法が良いかと思われます。
これはオイルだけでも使用状況によって交換時期を変えるのと同じ判断になりますが、
2回目、3回目からはメーカー基準範囲内で少しづつ延長できるのではないかと思われます。
無難な線での添加量はほんのわずかな量の0.5%から1.0%と言えそうです。
NEW−GRPの場合は1%から5%までと、
かなり量的には幅が広がっていますし、添加量も通常近い数値まで使用できるようになっ
てきました。
(粘度的な影響が大きくなる5%以上の添加はお勧めできません。)
また当方でも電子制御ロックアップ車にて最大添加量5%の添加でテストしております。
これはAT製造メーカーの違いによる、添加量とフィール改善までの出方の違い、や
ATの個体差が結構影響している場合などが考えられるからです。
フィールの悪いAT自体がリコールやそれに近い「載せ替え」の対象として扱われる
ケースが
以前に増して増えたことにも依ります。
それで機器自体の不良状態での添加ケースが減ってきた事によって
GRPのATFへ及ぼすマイナス的な影響が改善されたのかもしれません。
もちろんGRP自体の多用なATFへのマッチングや性能アップもあったからでしょう。
(ですから、症状改善にGRPを使用される場合はまずディーラーやメーカーお問い合せ
ください)
通常の添加はまずコスト面も考え1−2%で十分と思われますが、
異音軽減やショック緩和など、症状改善を主として用いられる場合は
徐々に添加量を多くされて改善出来た時点でそれ以上の添加を止めるか、
ATFを上質な製品と入れ替えて再度添加されることをお勧めします。
なお、よくあるケースですが、機器の内部での摩耗なども含め、機械的な不具合、
センサー類が不良で起る場合は添加されてもほとんど変化が出ませんので
点検・不良箇所の部品交換を行ってください。
メーカーより添加量変更の通知:(旧GRPの場合)
なお、バイクの湿式クラッチに関しては初回5%でテストされていますが、ほぼ滑りは発生していないようです。
また、同様に自動車のATFにおいても2−3%添加された場合でも、何ら滑りを発生しない場合がほとんどのようです。
5%添加された場合でも滑りが発生しない場合がありますので、ATの構造と深く関係がありそうです。
また、今までの規定量(1−2%)ですべり現象が発生した場合などの、車種等の詳しい情報をお待ちいたしております。
なお、現在までのご報告例はこ
ちらに記載しております。
湿式クラッチの素材は一般的に、
活性炭・けい藻土・合成繊維・フェノール樹脂の構成になり、
作用する=吸着する添加剤成分は、
分散剤として、ポリブテニルコハク酸イミドなど
摩擦調整剤として、トリクレジルフォスフェート・ジアルキルフォスファイトなどのリン酸系になります。
同じFM剤としての有機モリブデンなどもあります。
滑りに関しては今後とも実験研究が多くなると思われますが、
GRPは金属摺動部に対して特に効果的ですから予防剤としての効果を期待できます。
基本的には
GRPメーカー側の添加の可否が出るまでは、添加しないようにお願いいたしま
す。
ATの代わりにCVTが多くなってきましたが、
添加剤メーカーは開発発展途上のすべてのCVTをテスト出来ませんので
使用できるとも出来ないとも記載のない製品が多いのですが、
GRPに関しても同様の立場を取っております。
当方では、ユーザーの方に日産の通常のCVTやハイパーCVT、
またトヨタのノアの旧型と20年型のCVT
またその他の方にもご利用頂いておりますが、
数車種を2−5年程度
2%を上限で添加して頂いております。
そのすべてが好ましい評価となっていますが
それでもすべての車両のCVTをテストできませんので
使用される場合は自己責任でという事になりますので、ご注意ください。
ただし下記注意に記載しておりますがエクストロイドCVTは
構造上、GRPによって滑ると考えられますから絶対に使用しないでください。
GRPを継ぎ足す場合は、上部オイルフィラーから抜かないと、あふれます。
使用オイルを一旦綺麗な容器に抜いておき、 GRPを入れてから、オイルを注ぐ方法がついでに金属粉も確認でき
良いかも知れません。
私はGRPを入れるのに下記のようなプラ容器をホームセンターで買って使用してます。(200円ぐらい)
便利ですよ。
製品として「GRP−G」という商品がありますが、
これは現在の自動車用デフ・ミッションオイルに添加するのには向いておりません。
もっぱら寒冷地を含む電鉄用に利用されています。
いわゆる、高濃度のイオウ系添加剤が含まれるオイルに対して添加する専用タイプとして扱われますので
(不要な成分がありますと、逆に本来の添加剤性能が十分発揮されにくいということはご理解いただけますでしょう)
特に泡の立つようなギアボックスに向いています。
繰り返しますが
通常のレース車両を含めての自動車では「GRP−G」は不要です。
特殊なオイルが使用されている建設重機・電鉄・産業機器用とお考えください。
注意点:GRP
の「使用説明書」には「LSD不可」となっております。これは一部競技車両ですべりが発生した為で、
(同一車両の同一LSDを使用して、一方では問題がなく、もう一方ではすべりが発生したためです。)
「強力な摩擦低減効果がありますので、LSDに使用しますと作動制限力が低下する恐れがありますので・・」
と書いてあればいいのですが、万一の場合を考えて「使用不可」となったようです。
特に機械式(プレート)LSDに万一使用されてすべりが発生した場合、直ちにオイルを交換してくだされば、
共晶膜は減って行き解消されると思われますが、
メーカーとしてはやはり「不可」と言うことですので、よろしくお願いいたします。
機械式LSD以外のトルセンや一般のデフ・ミッション・湿式クラッチは構造上
問題はありません。
オートマチックに3%以下ですが、ここでは作動油としての粘性の影響はあまり気にしなくても良いため、
5%がお勧めです。ベーンポンプは特に過酷なため、保護の意味で効果的と思われます。
また、量が減ることはありませんので(減っていたらどこか漏れています)、
添加量分を抜き取ってから入れてください。
オイル交換の目安としては5万キロぐらいが良いのではないかと思えますが、
余程黒く酸化したり、スラッジが目に付く場合で無ければ無交換でも問題はないと思います。
シールの漏れを気にされるようでしたら、2車検毎か5万キロ毎が良いと思われます。
(GRPはシール材に安全に設計されていますが、オイル自体の劣化が問題となるためです。)
・・・・・これは専門の方に入れていただくしかないでしょう。
ガスはR−12、R−134aに対して両方とも使用できます。
R−12用の代替えフロン(R134)にも使用できます。
それらを混合して使用する場合、またはガス転換用オイルやR−12用オイルとR134a用オイルとそれ以外の
オイルが混ざった場合すべて調べる事は出来ませんが
おおむね問題なく使用できると考えられます。(メーカーからの正式な報告が届き次第掲載します。)
オイルがかなり滲んでいるなど、
オイル量が分からない場合のコンプレッサーオイルの含有目安は、
使用する全ガス量に対して5%−10%のオイル量と思われますが
途中の添加剤を添加する場合は3%程度入れられても問題ないと思えます。
ただし50ml以上は入れない方が好ましいと思われます。
入れすぎは冷却能力が悪くなるからです。
特に、騒音も少なくなり、軽く回るようになる事が確認できています。
効果は、エアコンのガスと共にほぼ永久的(廃車まで)に続きます。 故障して、部品交換する時に入れる場合がほとんどですが、
安心してお使いいただけます。
普通、添加する方法は部品交換などでガスを抜いてしまう場合にあらかじめオイルとして添加されると良いでしょう。
配管内に水分が多く含まれていても、GRP自信の性能に特に影響は与えず
良好な潤滑が得られますので、安心です。(ただし多少ガスが白濁する傾向がでます。)
使用された方のインプレでは排気量が少ないエンジンには特に効果的で、
コンプレッサーの「重たさ」が軽減されているのが体感できるそうです。
コンプレッサーでの摩擦による発熱量が減るため、エアコンの効きも更に良くなるようです。
異音解消に関しては発生に本来の問題があると思われますが、
パワーステアリングと同様に騒音が減ることをお聞きしてあります。
添加量は大体10mlぐらい(エアコンガス800ml程度のタイプ)で、
新品の機器には1%以上の添加量となります。
低圧側からコンプレッサーオイルを添加する要領で入れるわけですが、
専門の方に依頼される方法しか現在は
出来ないように思われます。
中古・リビルト品への修理・交換の場合は3%程度=30cc程度までで添
加されると良いと思われます。
●チキソグリーススプレー単体<チキソグリース単体
<チキソグリーススプレー+NEW−GRPかPLUTO<チキソグリース+NEW+GRP<チキソグリース+PLUTO
注意:
チキソグリースを一般車両のホイールベアリングに使用するとベアリングの抵抗が大幅になくなるため、
ブレーキの効きに影響が出ます。
つまりブレーキが効きにくくなるほどになりますので、レーシングパッドを
使用するとか、対策してください。
チキソグリースを使用されるときは、それ単体での使用が
一番効果がありますが、
ベアリングなどの充填の際は結構前のグリースが残ってしまいます。
下記のページのそれぞれのグリースとの適合表を参考にしてください。
グリースについては こ
ちら
と
こ
ちらも参考にしてください。
また、どうしてもチキソグリース(一般グリースも同様)の硬さを柔らかくしたい場合は
GRPを添加することで「ちょう度」を加減が出来ますし
性能も更に向上させます。
ガソリンに2ストオイルを最初から入れるタイプの場合(混合タイプ)。
2ストオイルを入れる給油口は付いていませんので多分わかると思われます。
この場合はまず2ストオイルにGRPを2−3%添加し、良くかき混ぜます。
そのGRP入りの2ストオイルを混合オイルを作るためのガソリンタンクに必要量(混合比量)添加し良くかき混ぜ、
機器のガソリン給油口から入れます。
一般的な専用ガソリンがある、あるいはメーカー指定の混合済みガソリンがある場合、
最初から2ストオイルが添加されているので混合比がわからない場合があります。
その際は、製造メーカーに混合比をお尋ねくださり、混合比に応じて添加してください。
混合済みガソリンの場合、直接GRPをそのガソリンに入れて攪拌することになります。
混合比についてはガソリン:オイル=15:1と言うように取扱説明書に書いてあると思います。
この場合はガソリン:オイル:GRP=15:1−(0.02〜0.03):0.02〜0.03となり、
ガソリンが1000ccでしたら
オイル全量は67cc入っており、
2ストオイル65ccGRPは2cc程度で結構です。
混合比は基本設定されていますが、混合比は「ガソリン:2ストオイル+GRP」として計算するほうが良い事になります。
混合比を気候・使用条件で下げるように変更する際は、
基本設定オイル分(2ストオイル+GRP)のうち、GRPの割合が20%〜50%になるようにGRP添加量を増やすように
してください。
例えば上記の場合、30:1とする場合は
ガソリン1000ccに対して、オイル量34ccになるのですが、この際はGRPを6cc〜17ccとされた方が良いことになりま
す。
なお、他にオイル潤滑が必要な箇所があれば(ギアなど)、その潤滑油量に対してGRPを5%添加したオイルを使用してください。
2ストオイルに入れず、ガソリンタンクへGRPを入れる際は、直接添加は避け、
混合タイプのように良く攪拌させてから入れた方が良いでしょう。
普通この場合は専用の燃料添加剤の「TE」をお薦めします。
TEの添加量はGRPと併用の場合でガソリン1000ccに対して0.3cc程度となります。
0.1%以上入れないよう注意してください。
混合タイプにはとりあえずGRPを使用する場合にさらにTEを添加する必要ないでしょう。
(同時にガソリンへ添加してもかまいません。)
またこれらの添加量の説明は200ccのGRPの場合、「使用方法」の説明書が付いています。
国産車のブレーキオイルはグリコール系ですから、鉱物油系になるGRPは添加できません。
一部鉱物油系のタイプが輸入車にあるようですが、現在はほとんどグリコール系ですから
「使用できない」と考えられた方が無難と思えます。(見分け方などはブレーキオイルのページで。)
専用のブ
レーキオイル添加剤がありますのでこちらをご利用ください。
成分が安定してますので使用中の効果は短期間使用で10万kmぐらいは問題ないのですが、先にオイルの方の成分が劣化し てしまったりしますので、適度な距離での交換が必要になります。(メーカーテスト済み)
保管・未使用のGRPの劣化については、10年程度問題ないと言うように少しオーバーな記述を書いていましたが、
実際の保管では性能に劣化が起こるようです。
ただし200ccのような密閉容器では開封しなければ5年間保管されてもテスト上性能劣化はありません。
(現在確認できる保管製品でこれ以上古いロットがないためテストできず。)
厳密に言いますと、産業界では僅かな劣化も重大ですので、
自動車に使用するのとは事情が異なり、密閉されない場合もありますので、メーカの保証期間から言いますと(多分、保険の関係で)製造日から1年間を規定している ようですが、
2年ぐらいは十分問題ないようです。
ただ、製品は常に改良改善されて出荷されるものですので、
200ccボトルの場合はパッケージ側面かボトル側面に、
1000ccボトルの場合は、ボトルの底に記載されていますので、ご確認ください。
NEW−GRPになり各ボトルとも保管時の密閉用にアルミシールが貼られるようになり
必ず楕円のNEW−GRPステッカーが貼ってあります。
なお、商品の製造年月日表示場所は変更される場合がありますが
お買い求めの販売店がGRPの正規代理店でしたら
パッケージ変更などがあっても、すぐ返答できるはずです。
購入される場合はこの製品の中身を保証できるお店かどうかを確認し
出来るだけ新しい商品を購入してください。外観上変化がない長期間保管してあった製品を、その後使用する場合は
新しいロットの保管していないGRPと比較すると
性能劣化する程度が早くなるように説明を受けました。ただし、水分による共晶膜形成には問題はありませんので
他の成分劣化(酸化安定剤などに影響があるのかもしれません)と考えられます。
厳密に言えば、これは一般オイル・添加剤の保管においてたどる経緯と同じような道をたどるようです。
この場合において、
水分の混入などで白濁化した場合でも、わずかな濁り、白濁物の沈殿が出る程度では
GRPの性能上は問題はありませんので安心して使用出来ます。実際はどのように劣化して来るか、わかりにくいでしょう。すこしでも劣化進行を避けるため、
また、ビンテージ物のオイルを使用してもその劣化状態をはっきり指摘出来る人は少ないと言われています。
私も2年以上保管したGRPをテスト上でも使用したことがないので残念ながら変化を説明できません。
普通のオイルと同様に湿気のあるところを避け、ふたをきちんと閉め冷暗所で保存してください。
オイル交換の理由はオイルの劣化成分を除く事などです。
GRP成分は長期間劣化せず、本来オイル交換される期間ぐらいの 間にダメにはなりません。
GRPの共晶膜はたとえ極圧下で剥がされたとしても元のGRP成分と ミクロの金属粉に戻るだけです。通常の使用ではかなりの期間に渡って 再生され続けますから、元に戻れない固体潤滑剤やポリマー系と異なり劣化しにくいわけです。
(基本的には一般的な添加剤成分の方がベースオイルより先に劣化してしまいます。)
ですから、オイルが劣化さえしなければ10万キロ使用してもGRPとしては 金属面を守り続けますので、本来、交換不要なのです。(産業機器ではフィルター機能も特殊で、オイル量も多くすることが可能なため、
GRPにてかなり大幅なメンテナンス延長が出来ています。)
けれど燃焼ガスがオイルに混入しますし、その酸化物はGRPの成分にもいいはずはありません。
オイルや不純物などのスラッジもたまる一方ですし、 燃料希釈でオイルの粘度が低下し、
その後一気に増粘しますので「エンジンオイル」としての機能が保ちにくくなります。
そういう理由からオイル交換となります。
交換の目安はオイルの劣化を基準に考え、メーカー指定の距離にあわせるのが 普通です。ですが、実際は1年であれば2万キロぐらい問題ないようです。 (この場合、期間の方がオイルのスラッジ化に影響が出るみたいです。 ですから2年で2万キロ走行する場合は、スラッジの状態を良く見て交換時期の目安を 判断してください。早めの交換が望ましい車種もありますのでオイル管理に注意を要する 車種にお乗りの方はスラッジの状態を専門家に判断してもらうと良いかもしれません。) ただしそれでもオイル側の粘度などの理由から交換が望ましいことがあります。
それでも・・、という方は、今までの交換距離から少しずつ延ばすようにしていかれると 良いかも知れません。
交換時期の差は人によってかなり違ってきますし、車種や使われ方によって、 オイル自体の劣化も異なります。
フィーリングにこだわる方は、フィーリングの方を優先して比較してみてください。
エンジンをいつも良い状態に保つには、 オイルがどれぐらい悪くなっているかを目と鼻(匂いも役に立ちます)指で確認し、 だいたい常識的な判断からの走行距離の「2倍ぐらい」が、妥当な線ではないでしょうか。
オイルが減る場合、(5000kmで0.5リッターぐらいの減りなら一応正常)継ぎ足す場合も5%ぐらい 入れてください。
3回ほど継ぎ足して、今までのオイル減りが改善せず、必要以上に減る場合は、原因は「オイル上がり」だけではないように思えます。
ただし、金属系のオイル上がり防止効果のある添加剤を使用の場合、急にオイル消費が出る事があります。これはその金属を 剥がしてしまうからです。(壁面に単にくっついているだけですから)その場合も、その時点から3回ぐらいまでの継ぎ足しで、改善されるものと 思います。
ユーザーレポートではほとんどの方が、オイルの消費が改善されたとご報告頂いておりますので、
3回目のオイル交換からは(オイル消費を見込んでの)オイルの量は入れすぎない方がいいかも知れません。
下記にある別の項目を参照ください。
また、まれに、ワニス・スラッジの堆積などでオイル消費が保たれていた場合に、オイルの清浄性が良いオイルを
使用されますと、オイル消費が一旦増加する場合があるように、
GRPでもそういった現象が起こることが起こる場合があります。
大抵の場合は、同じように継ぎ足しにて使用されることで、大幅に改善がなされますが、
そうならない場合は、別に原因がある可能性が高いので、修理の目安ともなります。
自動車メーカーによってもオイル消費が多い傾向、少ない傾向はあります。
詳しくは整備工場にてお尋ねくださると良いでしょう。
フラッシングの必要性は「今まで付いていたスラッジやデポジットを取り除く」 ということです。
新車に近い状態なら必要はないでしょう。
また、こまめにオイル交換をしていた人にもそれほど必要とは思えません。
けれど、ゆっくりですが段々と付着してゆき、本来の性能を出し切れない状態になっていることもあります。GRPは普通のオイルでは落とせないスラッジを溶融させる働きもありますので
エンジン使用初期の頃からGRPを使用されていた方は、フラッシング自体必要はありません。
(一番下の写真を参 照ください)オイルでのフラッシング以上によく落としますが
落とし方は一般的なフラッシング剤のようにゲル化した汚れを溶解するようなタイプではありません。
どちらかというと、金属の表面から付着物を取り除くというような落とし方をします。
また、再付着防止の効果で
通常のオイルが持っているフラッシング効果を最大に引き上げます。
(参照:ユーザー様からのGRPを入れたデフの写真)
オイルが貯まる箇所は完全にきれい になっている。(大きい画像)ただ、特にひどい状態になっている場合は、
落とされたスラッジのかたまりが オイルラインを詰める可能性がありますし(特にターボ車についてはオイルラインが細いので注意)、
洗浄効果によって通常よりかなり早くオイルが汚れる場合がありますので、
そういった可能性があると思われ場合は、ゆっくり落としてゆくフラッシングの方法をお勧めします。もちろん、フラッシングされた場合は汚れの固まりも落とされますので
オイルエレメントの交換も同時にしてください。
こういう目的では走行しながら徐々に汚れを落とすタイプが一番お勧めできます。
即効性で強力にフラッシングさせる製品が出回っていますが
その製品で落とした大きな塊を写真などで見せられると、
そう言う汚れの落とし方をすると言うこと自体が問題と言うことがよく判りますね。走行しながら落とす方法が良いと思えますので、
後でGRPを使用されようとなさる場合には特にですがGRPフラッシング剤を お薦めいたします。
すでに20万キロを超えるような過走行のタクシーなどや運送用のトラックで
初めてGRPを使用する前に使用されています。
もちろん、通常のフラッシング剤としても ご利用頂けます。小分け販売もしております。値段等はこ ちらにあります。
GRPフラッシング剤使用でGRPの効果が早く出るようになりますし、
オイル交換する前の旧油にフラッシング剤を5%添加するだけで200−300km走行する内に綺麗に洗浄出来ますので、
わざわざ新油の必要はありません。
(新油で次のオイル交換まで入れたまま走行使用することも可能です)ロータリーエンジンには出来るだけオイルフラッシングはしない方がいいという見解があります。
ローター内での爆発時、オイルの方向(炭化水素の繋がっている方向)に対して垂直の振動があり、
これがオイルの油膜を剪断しますが、油膜が元々薄いフラッシングではその振動に対して充分な潤滑が行えなく、
シールにダメージを与えかねないからだといわれてます。
この場合は、通常のオイルをフラッシング剤代わりに使用するか、このGRPフラッシング剤を使用されるか、
またはそのままGRPを添加するか、
といった方法がいいと思われます。
ロータリ車では特にこのフラッシング剤は効果的な添加剤と思われます。GRPフ ラッシング剤の使用方法また、フラッシングにはわざわざ新油を使用される必要はありません。
使用中の(交換前の)エンジンオイルに注入して下記の作業をしてください
以下の2つ方法がありますがどちらでもフラッシングが可能です。1.エンジンオイルの量に対して約5%の量を注入し、
200Km〜300Km走行後、
エンジンオイルを交換してください。
通常はこちらの方が良く汚れを落とします。2.オイルの量に対して、約10%のフラッシング剤を注入し
30〜40分程度アイドリングをした上で、オイルを交換してください。
その間にエンジン内はきれいに洗浄されます。○エンジン部品を腐食させる成分は一切含まれていません。
○GRPフラッシング剤使用で体感できるほどエンジンが快調になった場合は
引き続きオイル交換の際に「NEWーGRP」か
「GRP PLUTO 808α」を ご使用になられますと効果が更に継続されます。○保管の関係で新品のギアオイルでも冬期にまれに起こりますが
粘度のムラが出ることがあります。(粘度を調整するためのポリマー成分による)
長期保管でゲル状の部分が発生した場合は使用前には良く振ってご使用ください。
(なおそのまま入れられても別段問題はなく、エンジンを始動し攪拌させてくだされば結構です。)
GRP自体は5W−30程度の粘度になりますが、GRP3%から5%でエンジンオイルの場合粘度指数はほぼ変わりませ ん。
粘度自体も僅かに柔らかくなるだけで、影響はほぼありません。
ただし、ATFの場合は、3%以上は粘度に影響しますので、シフトチェンジのフィーリングが変わる可能性があります。 ATFの場合は、1−3%で十分効果がありますので必要以上入れない方がいいでしょう。
特に、最新車は油圧が精密な機器により制御されている場合も多いため、
最初は1%で様子を見られると良いかと思います。
GRPメーカーは薦めておりませんが、ATFのシフトアップなどでひどくショックが出る場合、3%強の添加をし、改善がみられたら
すぐ全量交換し、1%−2%を新油に添加する方法があり、
改善がスムーズにいった例を時々報告されていますので、
万一のシフトアップ時の滑り(タイムラグ)も想定して全量交換をお考えの場合は、
お試し頂いても良いのではないかと思えます。
(上記ATFの項をご参照ください。)
また、塩素系の強い添加剤を常時使用されていたエンジンやポリマー系の多いオイルを使用されていた場合などでは、
一旦、相当ひどく汚れが出る場合がGRPユーザーの方から報告されています。
GRP使用で通常オイルが汚れることが考えられませんので、
先の添加剤の影響か、GRPの清浄作用によって起こるとも考えられます。
この場合は、多少早めの(今までと同じ位の時期で良いと思いますが)オイル交換をされ、
次回から様子を見てください。
オイルはある一定のスラッジやらカーボンが溜まりますと、 それ以上オイル中に浮かせていることは出来ません。
いかにスラッジやワニスを細かく分散させるからと言って、 オイルがあまりにも真っ黒の状態は良いものではありません。
いずれ摺動部位外の箇所に溜まってスラッジ化する要因になります。
ディーゼルはともかく、ガソリンでオイルが相当汚れるまで走行するのは
私もテストだからと言って、 2年間無交換で山岳路を5000回転前後で駆け抜けたり、
高速道路を2−4時間ノンストップで飛ばしたり、 添加剤のテストでいろんな成分のものを頻繁に使用したり、
してますと嫌になります。エンジン摺動部はどうもなく快調ですし、
オイルの粘度はしっかりしているのですがその状態とは裏腹に、オイルがひどく汚れます。
カーボンもデポジットも付きます。オイルがそんなに長期間に渡り
シビアーコンデションを含んで2年間で約1000Lものガソリンを使用すれば
当たり前ですよね。)
どれぐらい汚れたら「オイル交換をいつするか」のところの判断は難しいです。
けれどはっきり言えますのは、短期間で走行距離を伸ばすより、長期間で同じだけ走るのでは
汚れ方が全く違います。長期間での方がはるかに汚れます。(2年間で4000kmしか走らなかった人の
オイルはまだまだ交換するのがもったいないというレベルの汚れ方で、同じ期間13000km走行した人は
結構汚れもきついはずです。けれどそのスラッジの出方とは関係なく、エンジンは快調のはずですが・・・)
良識ある判断(5−8000km程度ならほとんどどんな走りでも大丈夫ですが、10000km走行していても
どうもない車もあるので)も合わせてオイル交換をかんがえてくださいね。
オイルの汚れは他の要素が多すぎるからです。
下記写真では
H6式のカローラですが約4万キロから15000km毎にエンジンオイルを交換したエンジンで
10万キロを超えたので
タイミングベルトを交換するためタペットカバーを外しましたが
GRPを使用していますとスラッジもほとんど溜まらず、綺麗だと言うことが分かります。
この時点でのオイルは12000km走っていました。