更新2022/10/24

H1:フードグリースの特徴

GRP:H1グリース(食品加工用機械グリース)



GRPが販売するHIグリースは
食品加工用機械グリースとして
FAD(アメリカ食品医薬局)の食品接触の規制=H1の前身に準拠した
鉱物油をベースとしてカルシウム系を増ちょう剤としております。
環境問題に重点を置く昨今、特別に実用性に優れたこの「H1グレード食品機械用グリース」が
機械的安定性、高荷重特性、熱的安定性、耐水特性、耐腐食性に
非常に優れたものとなっております。
補修用に、メンテナンス用に使用するにつれて、このグリースの性能が
今までの製品と比較して非常に優秀であることがわかります。

環境問題
この製品に環境規制対象成分などは、一切含有されておりません。

インプレッション
本来は産業界で使用される製品なのですが
私自身が電動のコーヒーミルなどの補修をする際に
スプラインの軸受けなどに塗布をしようとしてホワイトグリースなどを
探していましたが、どれも大容量の製品になってしまい購入を考えてしまう状況だったのです。
この状況でスプラインの軸受けの再塗布はせず
元々残っているグリースのまま使用しておりました。
ただ、メンテナンス上は再塗布は必須と考えておりました。

こういった経緯がありましたが
添加剤やグリースなどでお世話になってるジーアールピー社に問い合わせたところ
産業界用製品とはわかっておりましたが、
この産業界用食品機械のグリースは2種類の製品があることが分かりました。
その2つをサンプルにて試したところ
1つは機械用グリース臭があるのでいくら安全で高性能とはいえ
使用は不可能でした。
もう一つのこのH1グリースは ほぼ無臭(=ほんのかすかにワセリン系微臭)
で、人によっては臭いが分からないという製品でしたので
早速、ミルの軸受けに前のホワイトグリースを取り除いたうえで
GRPのH1グリースを塗布して組み立てました。
塗布中も、香りを楽しむミルですので、気を付けながら塗布しましたが、においなど全く感じませんでした。
元々使用されていた産業界用グリースはホワイトでしたが
こちらのH1グリースの色はホワイトではなく通常のグリース色の薄いブラウン色です。

始動させますと小さなモーター音がするだけで
明らかに塗布前後では音量が小さくなめらかに感じましたので
(塗布前に始動させましたが、いくら前のグリースが残っているとはいえ
多少は前後の動きも悪く、稼働音も多少大きくなっていたという事が塗布後はっきり分かりました)
皆さんに使用していただけましたらと
メーカーにお願いして小量の容器での販売を考えました。
ただし、少量とはいえ高価な価格とも言えますが
値段なりというより、それ以上の性能に満足いただけるものと思われます。
GRP製品を使用された方ならその違いのすごさが分かると思います。

なおこのH1グリース技術情報=性能を下記に記します。

テスト方法等
内容
データ


NLGI ちょう度
#2
一般物理特性
概観

薄い茶色(ブラウン)

ASTM D 217
透過性、mm/10
280

ASTM D2265 滴下点、度C
300
極圧/耐摩耗特性
ASTM D2509 チィムケン合格荷重、kg
27

ASTM D2596 4球極圧試験、荷重摩耗指標、Kgf
62


溶融点、Kgf
500

ASTM D2266 4球極圧試験、摩耗痕直径、mm
(40kg、1200rpm、75度C、1時間)
0.38
漏洩(ろうえ い)/分離特性
ASTM D1742
油分離、質量%
0.2

ASTM D4290 車軸ベアリング漏洩、g
4.0
耐腐食特性
ASTM D1743 錆テスト
合格

ASTM B 117 塩水噴霧、限界時間、1 mil d.f.t
>300
耐酸化特性
ASTM D3527 ベアリング寿命、時間
120

ASTM D 942 酸化による圧力変化、psi、1000時間後
9.0
機械的安定性
ASTM D 217 稼働安定性、基準値からの%変化



稼働 100.000ストローク
2.5


稼働 10000ストローク、50/50水混合
8.0

ASTM D1831 ころがり安定性、基準値からの%変化
3.1
耐水性能
ASTM D1264 水流喪失 79度C、%喪失
3.5
低温特性
ASTM D4693 低温トルク、40度C、N.m
10


通販価格

H1グリース

ちょう度(固さ)2番80g=本体価格2500円(プラ容器)+ 消費税250円別途
オー ダーで扱っておりますので
お問い合わせください。

 送 料と代引き手数料などはこちらをご覧ください。

なお、業務用単位での場合の販売は現在のところ行っておりませんので
価格・荷姿等メールにてお問合せください。



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