試験項目 | ||||
エンジン試験 | 使用エンジン | 試験時間 | 評価項目 | 基準値 |
動弁系摩耗試験(JASO M328-95) | 日産(KA24E) | 100時間 | ロッカーアームスカッフィング評 | 8.0以上 |
カムノーズ摩耗量 | 10μ以下 | |||
清浄性試験(JASO M331-91) | 日産(VG20E) | 300時間 | ロッカーカバースラッジ評点 | 8.6以上 |
スラッジ評点 | 9.2以上 | |||
高温酸化安定性試験(JASO M333-93) | トヨタ(1G−FE) | 48時間 | 40℃の粘度増加率 | 110%以下 |
日本のJIS規格の1993年度改正版として、(社)自動車技術会のJASO(自動車技術(者協)会規格)
があります。
しかし、この規格は品質の目安としては”最低限の品質基準”の規格で、
市販オイルには 国際的に通用している、API、CCMCが表示されています。
「動弁系摩耗試験」は2000年施行予定の「SK/」へと採用されることになっています。
(どうも「SK」ではなく「SL/GF−3規格」となりそうです。)
また、ディーゼル車の清浄性試験ではアジア規格として「M−336−97」が導入される予定です。
逆に
2サイクルオイルの基準としては、日本製二輪車の輸出が多いため、
国際基準のISO規格やその他の規格もJASOに準拠している面が多くなります。
なおJASOエンジン油規格普及促進協議会のHPには
(社)自動車技術会が制定した
がそれぞれ掲載されており、各メーカーのオイルの比較が可能です。
- 2サイクルガソリン機関潤滑油規格(JASO M 345)、
- 二輪自動車4サイクルガソリンエンジン油規格(JASO T 903)
- 自動車用ディーゼル機関潤滑油規格(JASO M 355)