肩の凝らない、しかし、嘘かもしれないページ96

最新更新2022/
「肩の・・・94」に続くGRP添加剤の話

ご質問に
「NEW−GRP」と「PLUTO808」と「PLUTO2」の
どれを使ったらいいのかという問い合わせをいただきます。

通常は下記のように簡単に3種類での関係になりますが
普通の添加剤とも比較して3種類を比べて記載しました。

1.燃費について(良い<さらに良い<かなり良い)
NEW−GRP(807)PLUTO808PLUTO2
通常のNEW−GRP使用で、新車エンジンのデータとしての
燃費向上はメーカー試験では大体3%前後で向上するわけですが
1000rpmで6.1%、1600rpmで2.3%、2200rpmで1.7%
「I自動車T工場内試験室/I社製C240(2400cc)エンジンでのデータ」
アクセルワークによって、つまりレスポンス向上と加速の向上によって
つい、アクセルをふかし過ぎるという傾向が出る場合は、ほぼ変わらないか
或は場合によっては、燃費が悪くなる事が起こります。
ただし、普通の走行での変化では向上率平均の3%に加えて、
添加剤による摩擦低減やコンプレッション増加などで
トルクアップの効果が生まれ、
実際のアクセルワークとしては控えめになるような傾向が出ますので
ご使用者様方の報告では平均的に10%前後の燃費向上が生まれるようです。

けれどもこの燃費向上値は「メーカーのカタログ燃費には近づきます」が
カタログ数値を超えるような走りをする=出来る方は少ないので
実測での燃費の10%程度の増加というご報告がほとんどです。
カタログ数値で言いますと
実測燃費=カタログ数値×70%ですから
この10%向上で77%ぐらいと考えてよいと思われます。
例えば下記数値を当て嵌めますと、平成21年式KGC10パッソ(1000cc)の場合は
カタログ燃費が10.15モードで21km/L×70%=14.7km/lが一般的燃費
GRPでの燃費向上で14.7×110%=16.17Km/Lぐらいには変化します。
定回転数での実験値では上記資料の通り
トルクアップや出力値の向上があるけれども、回転数比較での燃費向上測定のため
全回転数統計的にはおおよその実測回転数を考えて
約3%前後の向上という控えめな数値を出しています。
加えて、テストエンジンが変わってしまえば
この実験室での数値自体も変化します。
ただし、いわゆる人為的に行われ、誤差が出てくる可能性の高い
ガソリン給油が満タン法の実測走行燃費テストではなく、
実験室での試験機できちんと検証されて、
これほどまで燃費が向上すること自体は
驚異的な添加剤と言わざるを得ません。
(ですので、公的・産業界向け添加剤なのですが・・・)
実際のところエンジンの構造と燃料の違いなどを除くと
オイルによる燃費向上は
「粘度を含めてのベースオイル」と「使用する添加剤」で決まりますが
オイル添加剤として見れば
これほど燃費向上率の高い製品はほとんどないと思われます。
条件がそろえば(郊外での信号のない登坂路のない長時間走行など)
添加剤使用前では出すことが出来なかったカタログ数値より
もっと良い数値になってしまったとのご報告を受ける例さえあります。
自動車メーカーなどは潤滑の方法の変更を含め
エンジンの構造や燃料噴射機構、ハイブリッドなどのモーター使用、水素エンジン・・etcと
様々な方法で燃費向上を考えていますが
この辺りは広大な分野にまたがってしまいますので少しずつ取り扱います。
また、GRPの汚れを落とす清浄分散作用によって
(=GRPは金属新生面に作用するわけですので摩擦する面のスラッジや酸化物の膜などを取り除いてしまう)
このために、出力に変えられる燃焼ガスの圧力を下げてしまうような現象を発生することがあります。
つまり洗浄作用による隙間の増加(クリアランス低下)によって
かなり多く走行している、あるいは摩耗が進んでいるエンジンなどでは
一時的にコンプレッション低下が起こる事が起き、エンジンは滑らかには回るけれど
燃焼するガス圧低下で出力が思うように上がって来ないという場合は
「燃費を向上させる摩擦低減効果」と「出力を下げるクリアランス増大」という相反する現象が
同時に起きているわけで、燃費が良くならないという結果が出たり
場合によっては出力低下で逆にアクセルをふかし過ぎる傾向が強くなってしまい
燃費が悪くなることも特に「添加初期(500km〜2000km)」起きる場合があります。
こういった例に走行距離の多いエンジンで
シリンダーの圧縮が減っている場合などに
例えば5W−30を推奨するエンジンで粘度を10w-30や5w-40のように
油膜の厚みを増やす事で、コンプレッションが上がる効果で
燃費を向上させるという方法を取ることがあります。
これは同時に、オイル消費の増大を、多少なりとも軽減する効果も出ます。
しかし、添加直後はクリアランス増加よりも
「燃費を向上させる摩擦低減効果」のほうが先に出ますので
燃費が悪くなるとすればどちらかというと「アクセルのふかし過ぎ」が原因でしょう。
で、もともと本当にクリアランスが増大して、
隙間にスラッジ等が付着してコンプレッションを上げていたようなエンジンの場合でも
GRPによってできる25ミクロン程度の「共晶膜」が形成されれば、
その範囲内では「圧縮改善」が起きます。
この場合は、いったん燃費が上がり、しばらくすると下がり、また走行してゆくうちに
燃費が向上していたという波が出ますので、上下した方は
すぐに諦めないでください。
場合によってはオイル粘度少し上げると、燃費向上する場合も起こりますし、
多くの方が経験されていると思われますが
普通のオイルを少し高品質なオイル(高品質ベースオイル)に変えることで
GRPと相乗効果が起き、燃費向上がさらに上がる事も経験しています。
ベースオイル如何で燃費にとって良い結果を出すことが出来ることは
エンジンオイル会社が一番よく知っています。

下記の例はユーザー様から走行距離の多い自動車でお聞きするご報告で、
ある方からのご報告では
初回GRP添加の10万キロ走行の軽自動車カーゴ車で
京都から高速で東京へ行ったときは、(通常市街走行でリッター8qぐらいが、)
高速走行では10q程度とあまり燃費は改善されなかったけれど
東京から京都へ戻ってきた時は、その途中から急に燃費が良くなってきて
帰りは高速走行使用だけの比較で、行きのリッター10q程度が12q程度まで良くなったと言われました。
この例でもそうなのですが、走行距離の多いエンジンなどでは
燃費が改善されるまでに2000km走行程度で向上するという場合が多いようです。

当方で分かっている限りで一番長い使用期間で燃費向上が現れた件では
添加後から15000qほど走行した後でした。
このエンジンは走行距離も11万qを超え、オイル消費も多少あったため
オイル+GRP添加剤を交換しました。
1回目の添加後は調子は良い出だしでしたが段々エンジンの加速が悪くなり
オイル消費も多めで、オイルの汚れも盛大に出ました。
それで2回目のオイル交換+GRP添加を行いましたがあまり変わらずの状態。
その後3回目のオイル交換+GRPで維持していましたが
けれど15000qぐらい走行後は、どんどんエンジンの調子も良くなり
燃費も改善して8%〜10%程度は良くなった事を覚えています。
調子が悪ければ乗り換えを考えていたので
もう少し現役で使用するという事になりました。
また、この例はひょっとすると清浄の結果後の共晶膜の形成だけではなく
次の例で挙げるような効果ではなかったかと後になってのご報告から
下記の効果などあったかもしれないと思われました。

「コンプレッションリングのシリンダー壁面固着」や
リングの溝の堆積物によってコンプレッションリングの作用が邪魔されていた場合などは
オイル上がりのような白煙症状等が起きることがあります。
このオイルが燃えるという白煙(紫煙)が改善したケースも
整備工場様からお聞きしております。
その自動車では何をしても(オイル銘柄変更や市販のオイル添加剤の添加・吸気系・点火系などの整備を含む)
オイル消費と白煙の低減効果が出てこず、
ただし、高額となるエンジン自体のオーバーホールは避けたかったので
最後にGRPを気休め程度で添加したのですが、
これがこの添加剤で、かなり効果が出たので、なんだろうと驚いておられました。
(最終的には何故かオイル上がりはほぼなくなってしまったと、再注文の際に聞いております。)

多分これは潤滑性向上や洗浄効果などでリングの固着が外れたかで
正常にリングがオイルの掻き落としを出来るようになったことによるものでしょう。
リングといえども摺動部品ですから、
滑らかな面にに対してはきちんとオイル消費を抑えるような
動き方をするものです。
ただし、オイルリングに詰まったスラッジは簡単に落とせるものではありません。

また、別のエンジンでは
特にアイドリング時のエンジンが打音を起こす例ですが
タペットのクリアランス調整でも
タイミングベルト交換・調整でも収まらず、諦めていたのですが
(途中のオイル交換時にオイル銘柄を変え、GRP添加も中断して起きたので、今回は)
期待して整備に加え今までのオイル銘柄での交換と一緒にGRPも添加しました。
けれど結果は多少静かにはなったものの相変わらずですが打音は消えませんでした。
まあ仕方ないと本人はあきらめていたのですが
その後高速道路に乗る用事があり、思い切り走らせていたら、
走行中にあれっと突然消えたという事で
家に帰って次の日もその次の日も打音はせず、
果たして何の偶然だったのか、今でもわかりませんが
急に直ったというご報告をいただいております。
ただ、こういった例は実際にエンジンの各部品が壊れていなかった例ですので
通常の整備をきちんと定期的にされている場合は
あまり添加剤への期待はしないようにお願いします。
なんでも直す、魔法の添加剤はありません。

例えばオイルリングのリコールなどで
オイル消費改善用にGRPを使用されても
効果など本当にごく僅かで、ほぼ直ったという例などなかったという事も100%です。
上記例はまれな出来事です。
乗り換えまで壊さないよう使用する程度のことは出来ても
機械的な欠陥は添加剤では直せません。

で、GRP添加剤を入れてその後調子が戻ったようなケースの場合は
燃費は結構なまでに上がっていると報告いただいておりますし、
普通の調子のエンジンでも
元々エンジンの調子は悪くなっていたせいもあって
元の燃費の10%向上という報告はざらにいただいております。
調子が悪くて改善率が20%以上良くなった例もご報告がありますが
それは普通よりさらに10%以上悪くなる要因があったせいでしょう。
通常平均5%〜12%程度の範囲で良くなるという
そのくらいはGRPに期待を持ってもいいように思います。
GRPの種類(807.808.2)による燃費向上の比較ですが
これは高速走行で試したほうがアクセル開度による変化が少ないので
わかりやすくなります。
平成21年式KGC10パッソ(1000cc)エンジンで走行距離73200kmで、
NEW−GRP+PLUTO2を半々ずつ添加し
まずは150q程度市街地走行した時は燃費は12q/L程度でした。
多少は最初よりはよいかもしれませんが
測定値がありませんのでこれを基準とします。

高速走行使用だけでさらに400q走行しても15km/Lでしたが
その後途中休憩を含みそのまま走り、約900q走行したのですが
その高速道路走行だけの2日間での比較では
その後の走行距離500kmでずいぶん差が出ました。

差が出た2回目給油では
満タン走行比較ですのでガソリン給油の方がガチャンと給油が止まった時の給油量が
優に20km/Lを優に超えてしまったので
(また、先のガソリン供給で入れ方が違うせいも考えられるので)
思わずスタンドの方に
「きっちり満タンにしてください」と声をかけたので、
丁寧にゆっくりと継ぎ足してくださいましたが
「もうこれ以上はこぼれますので」と言われた結果で21km/Lを超えており
メーカーのカタログ燃費が10.15モードで21km/Lですので
7万km走行の通常のパッソがいきなりハイブリッドカー並みかと 思った次第でした。
(実際は2名乗車で家財など、リア席に詰める荷物満載状態ですので相当重かったとは思います。)

その後もこのパッソは普通に市街-郊外使用でも
15Km/L以上をずっとキープしていましたが、
通常のNEW-GRPだけでは私の経験上では
GRPの遅効性を考えても12Km/Lの10%向上で13.2Km/Lですから
このPLUTO2の2.5%添加での結果は
15Km/Lを考えますとNEW-GRPだけでは考えられない燃費の向上と思います。

ただ、ご報告例では例外もありまして
GRP807とPLUTO2を比較しても大きな変化がでないという方もおられます。
走りが変わってしまうのか、先に挙げた効果の上下の揺れのせいかわかりませんが
理由は不明です。
けれどGRP愛好の大抵の方は長期使用されておられるせいなのか
NEW−GRPとPLUTO808での燃費向上の差よりも(あまり大きくはない)
PLUTO808から、その上のPLUTO2を添加された方の評価はさらに良くなるらしく
PLUTO2の方が燃費が良くなることを報告していただけております。
ですので、
実際にこの「NEW−GRP(807)PLUTO808PLUTO2」という
表し方はご報告例をまとめて比較しますと正確なのではないかと思っております。

現在、初めてNEW−GRPだけを使って走行できる軽自動車でテスト中で
平成16年式のMF21S、MRワゴン、76400km走行車両にて
NEW−GRP使用で780km走行後のエンジンですので
(780q走行できていればNEW−GRPの共晶膜は大体できていると思いますが)
先に満タンにして置き、
今回の満タンでは走行333.2q/26.13L=12.75kmという結果になりました。
通常燃費は:カタログ燃費18.8Km/L×70%=13.16Km/Lですので
まあまあ通常の添加剤未使用で、新車に近い燃費からは誤差範囲ですが
NEW-GRPの効果は5%〜12%の範囲で考えますと
13.8〜14.74Km/L欲しいところですので
1回13q走行で繰り返す市街地走行は燃費が悪いと思えました。

この比較を考えてませんでしたので
NEW-GRP添加でもたっとしたエンジンの状態が大幅に改善すると思っていたのですが
PLUTO2を使い慣れていたのでフィーリング改善が
あまり思ったほど出ず、PLUTO2追加をガソリン給油の満タン前20q程度で添加してますが
(→添加後すぐすっきり改善しましたので満足していますが、
  加速が良くなり燃費にどういった影響が出るか不明)
おおむね次回の給油ではほぼ同じ条件の走行でとし、
NEW−GRP(添加済み150ml)+PLUTO2(70ml)追加での燃費という報告が出来そうです。
※2022年7月〜8月中に使用して燃費報告が出来そうです。
PLUTO 2 追加での1回目の給油以降記載します。
7月29日から8月3日まで 私が約100km走行後(流れで行くと約7.2L分使用後)に
8月3日から9日までの7日 間を知人に貸し運転(仕事道具など荷物満載にして走行)したため
(この間 126.7km/13.82L=9.1678km/L=カタログ値の約49%で基準値の約70%)
どういう経路を走行したの か、あるいは車内でエアコンをつけて昼食や休憩していたかなどは
不明なので、両方を合わせ て、参考値として燃費を出しています。
同じエンジンでもこのように極端に燃費に影響が出ることは普通に当たり前の現象ですし、
逆に言えば「満タン法はかなり不正確なデーター」と言わざるを得ませんが
このデーターでも回数を重ねることによって、さまざまな状況で測定したデータとなりますので
使用前1年間、使用後(中)の1年の1万キロ単位での比較が出来れば
それでもかなり信ぴょう性が深いものとはなります。
ですので「燃費改善」を謳うような製品でこういったデータが無いものは資料不足の燃費向上製品としか言えませんので
その燃費向上の原理が本当に数値として向上するかどうか、そういう数値があり得るかを考える良い訓練になります。
というのも、この悪い数値を基準として、次に普通に出た1つ手前の良い数値を比較するだけでも
(10.7849km/L→13.9218km/Lとするだけで)29%の燃費向上の数値が出せるわけです。
本当にトリックですね。こういったトリックはどの分野にも現れますので注意して検証しましょう。
夏期〜休暇で多少渋滞路も通過しましたが通常走行も増え、結果が8月23日分になります。
今回はランプが出勤後点灯したため無理せず給油しましたがガソリンタンクはカタログで30Lの容量ですので
約25Lを消費した時点でタンクに5L残してガソリン給油ランプが点灯するのが良く分かりました。
給油はこぼれぬように口元まで入れますので配管部に+1Lとして満タンでは約31L入るのではないかと考えられますが
ガソリンポンプでの吸い上げにも約2〜3L程度はタンク内部残量が必要と思いますので
実質使える量はきっちりとした満タン状態でも28L程度と思われます。
という事はランプが点灯しても約3L分(30q〜35q)はまだ走行可能という事になりますが、
(これまで916q走行で73.35L使用してますので平均12.488Km/Lとして28L分で349.6659km)
通常走行なら満タン25L分として約310km走行で給油ポイントとしたらいいかもしれません。
カタログ値18.8Km/Lとは通常使用で出せる値ではないな〜とも感じましたが(=25Lで470q走行可能)、
現在のこのタイプの軽自動車の燃費は2022年度マイルドハイブリッドの新型アルトでは27.7km/Lですので
実際の燃費がこの70%としても19.39Km/Lですから25Lで480qは走るエンジンになりますので恐れ入ります。

日時
添加剤
トリップメーター走行km(ODD)
給油量
燃費/L
カタログ値比較 備考
オイル粘度(総量)
---
無し
----
---
13.16km 70%(=基準値比較)
カ タログ値18.8kmの70% 規定0w-20(2.9L)
5月13日
GRP807(150ml)
(76452)
23.92L
---
---
初回給油
0w-20(3.15L)
6月25日

----
26.00L
---
---
2回目途中継ぎ足し有り

7月11日

333.2km(77237)
26.13L
12.7516km
67.827%(96.89%)
3回目ここまで785q走行
渋滞少ない通勤使用が多い

7月29日
GRP807+PLUTO2(70ml)
370.6km(77608)
26.62L
13.9218km
76.577%(109.39%)
4回目GRPは総量220ml
0w-20(3.22L)
8月9日

226.7km(77834)
21.02L
10.7849km
57.366%(81.95%)
8/3〜8/9までは
荷物満載での知人の運転

8月23日
319.1km(78153)
25.71L
12.4115km
66.018%(94.31%)
夏期休暇中渋滞路使用あり







2.レスポンス・加速の良さ(かなり良い<さらに良い<危険なほど良い)
NEW−GRP(807)<PLUTO808<PLUTO2
実際に使用された方は、NEW−GRPを添加してアイドリングからの僅かなアクセル踏み込みだけで
エンジンが良く回ることを体感されます。加速の良さは走行しないとわかりませんので
添加後10qも走行すれば加速が滑らかになった事がほぼ体感可能です。
それで、そのレスポンスの良さは
NEW−GRPから808へ変えますと多少良くなった程度なのですが
NEW−GRPからいきなりPLUTO2へ変えますと
これまでNEW−GRPを使用していた自動車でも
最初にNEW−GRPを添加した時のレスポンスよりはるかに軽くなりすぎまして
「同じエンジンか」というような感触を受けるとご報告いただきます。
ここまで軽くなる・加速が良くなることに「違和感」や「危険性」を感じる方は
ですので、レース用のPLUTO2ではなくPLUTO808を使用されるほうが良いでしょう。
あるいは、少し楽しんで走行されたい方の場合は
NEW−GRPからPLUTO808へ変えられるか、
(NEW−GRP+PLUTO2)混合という楽しみ方もあります。
この割合を50%+50%から変化させ、自分の気に入ったレスポンス・加速性を
楽しんで頂けるように探すのも面白いと思いますが、
基本的にエンジンを回し過ぎないためには
PLUTO2は出来るだけオイル量の5%以下の範囲となるよう
例えばNEW−GRP=2%+PLUTO2=3%というようにされていいでしょう。
単体の場合はPLUTO2は1〜2%(ATF、CVT)4〜5%(エンジンなど)〜6%(ギア添加など)が
一般走行には向いているような気がします。

またレースでしたらPLUTO2を10%前後がオーバーレブ防止の添加量と思われます。
販売前の添加量目安でテスト用で添加量を増やしてテストしましたが
PLUTO2単体使用でラフな急加速をしましたが
10%を超えたあたりで急激にレッドゾーンに入りやすくなり
バルブのサージング音や急激な回転でタイミングチェーンを伸ばしてしまう事になりました。
PLUTO2の場合は20%添加まで添加剤自体は性能向上させますが
実際の使用限度としては10%前後が添加上限と分かりました。

元々、NEW−GRPやPLUTO808も添加しての性能向上限界量はあるのですが
コストパフォーマンスを中心にしたNEW−GRPでは3%〜6%以上はあまり体感差が出てきません。
PLUTO808もレース使用者では8%以上は添加量に対しての体感変化はあまり感じられないという評価でした。
808で15%添加した方でも変化があまりないという事でした。
PLUTO2の場合は一般使用を考えていませんのでこの垣根が下がってしまっていますので
逆に危険な回転領域を持たせてしまいます。
このため、当方で使用される方には(自己責任での使用が原則ですが)
1.NEW−GRPとの混合では総量6%まで(1:1では3%ずつ)
2.添加量の上限説明(単体では3%からの使用で、使用中追加は0.5〜1%増量、総量6%までで試し運転)
3.PLUTO2の5%添加でも絶対にラフなアクセルワーク、無理な加速はしないこと
などをお願いしています。
(工事中)


3.トルクアップの体感(かなり良い<さらに良い<驚くほど良い)
NEW−GRP(807)<PLUTO808<PLUTO2
オイル交換にお越しの方の場合は(GRP使用者の方でもですが)
オイル自体が新しくなりますので、オイルだけでの交換による静粛性向上やスムーズさが
増すわけですので、まれに最初はGRPを添加せずに動かしていただくこともあります。
オイル交換前でGRP添加剤を使われたことのない方には特にですが
ATやCVTの場合はアイドリングで、ドライブポジションへシフトさせたときの
車両の動きなどでエンジンのトルクは分かることがおおいので
これを利用して、覚えておいていただき、
その後にGRPを添加して違いを見ていただくとわかりやすくなります。
NEW−GRPの場合は本来添加での効果が体感差に出るまでに、エンジン稼働時間が多めにかかるのですが
それでも金属摺動部の接点直下ではすぐに変化が起きておりますので、
少しはトルクアップ感は上がる事を体感されております。

ところが、最初からNEW−GRPではなくPLUTO2添加の方の場合は
即効性が上がるという効果と、NEW−GRPとは潤滑性能の大きな差がありますので
アクセルを踏まないのに勝手に自動車が動くとまで驚かれています。
その後、このまま使用する事でAIが勝手にアイドリング回転数を下げるという現象も起こる例が多く
始動時のトルクアップは始動時などの強制的なアイドルアップを除き
通常走行ではアクセル踏み込みを少なくするような走行になって
燃費の向上に貢献します。
ただし、トルクアップにより加速性向上で、ついアクセルを踏んでしまう走行が増えますと
逆に燃費が悪くなってしまう事もご理解いただけると思います。
今まで以上の急加速は特に燃費を悪くします。

これらはNEW−GRPをずっと使用されていた方の場合も
同じように体感されています。
NEW−GRPからPLUTO808への変更の場合も同じ現象が体感できますが、
その効果の出方も違いますので、
雰囲気的にはNEW−GRPよりさらに良くなったという体感に留まります。
トルクアップ・レスポンス向上などは車の使用の仕方で
燃費に影響しますので特に注意が必要です。
ですので、燃費の比較は新旧の高速道路での燃費比較がわかりやすいと思います。
(工事中)



4.エンジンの静粛性向上
(かなり良い<さらに良い<驚くほど良い)
NEW−GRP(807)<PLUTO808<PLUTO2

5.添加剤自身の耐久性(とても良い=とても良い=とても良い)
NEW−GRP(807)=PLUTO808=PLUTO2

6.コストパフォーマンス度(とても良い>少し良い>趣味の世界)
NEW−GRP(807)>PLUTO808>PLUTO2

7.使用機器(エンジン)に対する摩耗度低減割合
 =エンジン寿命として(1.4〜2.0倍へ=1.4〜2.0倍へ><使用の仕方によって変わ る)
NEW−GRP(807)=PLUTO808><PLUTO2

GRPの本来の出発点は
「金属摩耗を減らす」事が目的でした。
機械の故障原因の一つには「摩耗」があります。
どんなに使用しても摩耗しない機械があれば、
ほぼ永久的に稼働可能な機械となるわけですので
産業界ではこの摩耗を抑えるような取り組みをしてきたわけです。
摺動部の摩耗という現象にはいろいろな形態がありますが
エンジンのような内燃機関でまず考える摩耗軽減策として
オイルなどによる潤滑油によって、
エンジン内部の各金属部品同士が直接触れ合うことで
摩擦を起こし摩耗をする現象を下げるには
どういう潤滑油を作ったらよいかを研究する事でした。
オイルによる方法で取られた手段は
金属摺動部の摩耗粉(溶融を含む)をどれだけ減らせるかを
測定する事で行われてきたわけです。
このために使用されたオイル中の金属分を測定し
この数値が低ければ摩耗していないと判断したわけです。
そういう研究から取られた手段は「油膜保持」だったのですが
油膜保持自体はベースオイルの改善とオイルに入れる添加剤の改善に
なってゆきます。
GRPが取った手段は、
ベースオイルに寄らないでも「金属摩耗を減らす」という方法で
いわゆる「金属へのコーティング」に近いような手段になり
金属工学での合金や窒化処理やスパッタリングなどという
方法にも近いものとなりますが、
現状使用中の機械への対処方法や新しく作る場合は製品の価格や
それらに変える必要度も関係してきますので
まだ現在も必要とされている技術と思われます。
(そうでないと、現在でも産業界での普及している説明が付きませんので)




8.使用する、或は運転する楽しさ
NEW−GRP(807)<PLUTO808><PLUTO2

9.オイル(に含まれる元々の添加剤との相性)=ゲル化する確率の高さ
NEW−GRP(807)<PLUTO808<PLUTO2


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