こちらでテストした製品はGX racingの方ですが、潤滑効果が0.05%ではほとんど感じなく
0.1%添加時によく現れて低速でのトルクアップを感じました。
潤滑系燃料添加剤のTEのように多少遅効的なタイプとは異なり、添加後すぐに現れる即効的な潤滑を主としているようです。
(ついでですが、NAPROさんからのご回答では、TEとの相性は良いそうで、併用されても問題ないと考えられるとのことでした。)
本来は燃焼改善剤として用いられ、燃費を改善する効果を出すものですが、
自動車のように、燃焼スピードも刻々と変化する内燃機関では、効果の現れ方を添加剤の量で制御するのは難しく
トルクアップして加速しやすくなればそれだけアクセルレスポンスが良くなるわけで
短距離間でスピードを出したくなるので、燃費は悪くなってしまう傾向にあります。
で、添加を止めますと、すぐに元に戻りますから、パワー不足を感じ、次も入れたくなります。
添加量が少ない部類の添加剤ですし、
燃料の着火遅れ・ばらつき・などの症状改善と燃焼スピードを早めることで、
燃焼室を燃料自体できれいにしますから、清浄剤で無理矢理落とすタイプではなく
燃焼室のマイルドなクリーンアップを期待される方に向いていると思われます。
燃費などについては1期間のデータですが下記に取っています。
テスト車種:ローレルHC33、H4式、SOHC、オドメーター85219km
使用オイル10w−30(ナプロ合成油):添加剤未使用
オイルフィルター:ネフロン濾過システム使用
ガソリン:無鉛レギュラー(メーカー品)給油は満タン法
使用燃料添加剤:GXracing(添加量をいろいろ変えています。)
2001年−2002年 | 走行距離 | 添加量 | ガソリン給油量 | 燃費 | 備考 |
9月17日 | 382.5km | 0.2%=130cc | 53.4L | 7.16Km/L | 残暑続く、渋滞路多い |
10月5日 | 402.3km | 0.1%=65cc | 53.0L | 7.59km/L | |
10月23日 | 413.2km | 0.1%=65cc | 56.9L | 7.26km/L | |
11月9日 | 342.6km | 0.1%=65cc | 51.7L | 6.63km/L | 外気温下がり始める |
12月14日 | 375.7km | 未添加 | 54.8L | 6.86km/L | |
1月7日 | 382.8km | 0.1%=65cc | 61.0L | 6.28km/L | |
1月28日 | 400.8km | 0.05%=30cc | 58.04L | 6.91km/L | |
2月14日 | 398.2km | 0.05%=30cc | 58.4L | 6.82km/L | |
3月4日 | 397.2km | 0.1%=65cc | 55.6L | 7.14km/L | 温暖な気候続く。
バッテリー交換+ ナノカーボン塗布 |
3月19日 | 399.1km | 0.1%=65cc | 56.3L | 7.09km/L | 温暖でエアコンが
必要な日もある。 |
3月23日 | 71.5km | 未添加 | 10.4L | 6.88km/L | レスポンス劣化。
燃費測定終了 |