エアーエレメント

エアーエレメントの必要性
エレメントの濾過の原理
吸気抵抗
目詰まりの症状

エアーエレメントの必要性

ガソリン車でもディーゼル車でも燃料を燃やしているわけですから、大気から空気を取り入れる必要があります。
ただ、そのまま大気中の空気を取り込みますと、大気中の「ほこり」なども一緒に燃焼室内に取り込まれることになります。
大気中の「ほこり」は、砂の微粒子や草木の花粉であったり、
見える程大きい物としては衣服の糸くずや鳥の羽毛など小さな昆虫なども含みます。

様々な物が浮遊しておりますが、一緒に燃焼室へ取り込まれますとバルブやピストン部に着き、
摩擦や摩耗を引き起こす原因になりますので、内燃機関の動力装置には
必ず空気を「濾過」するフィルターとしてエアークリーナーが取り付けられ、
フィルターの役目をしているのがエアーエレメントになります。

ですが、濾過装置を通ってほこりと大気を分離するわけですから、
使用していますと濾過装置自体は大気中のほこりが溜まる一方になり、
エレメントを目詰まりさせ、今度は吸気抵抗となってしまうことがあります。

吸気の抵抗が増えることは、シリンダー内部へ必要とされる十分な酸素が供給されなくなることですから
燃料の不完全燃焼に繋がるばかりではなく、ススを発生させる要因にもなり、
燃費が悪くなったり、オイルの劣化を早めたり、PCVバルブその他各機器の正常な機能を阻害する原因となり、
エンジン不調をもたらすことにもなるわけです。

ですから、エアーエレメントの点検・交換は重要なメンテナンス事項となります。

エレメントの濾過の原理

吸気抵抗

目詰まりの症状
 

工事中



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