オイルを混合する時の

ブレンディングチャートと温度・粘度対照表

thm_ondonenndo.jpg   温度・粘度対照表
(262KB)
クリックでコピー用になります。
パソコン上で直線引きなど作業する場合は
ダウンロードしてアクセサリーなどにある「ペイント」などのソフトを使うと楽に出来ます。
作業方法は下記に記載していますが、線の色をいろいろ変えられますので便利です。

ポロの5w−20,5w−30,5w−50のオイルを
温度・粘度表に描きました。
上記の表の大きさの画像はこちらです
画像が大きいので縮小版してこちらに全体の図を置いておきました(2.1M)
アルバムを見るをクリックし、画像を選択してダウンロードして
プリントの際は用紙にフィットさせてお使いください。
A4横サイズで入る大きさです。

縦のラインが温度(度C)になり、横のラインが動粘度cSt(mm2/s)となります。
温度の方は高くなるほど幅が狭くなり、
動粘度の数字は小さくなるほど広く取られています。

線を引くには:
「40」の縦のラインと、それぞれのオイルの40度Cで表示数値になる横のラインが重なる箇所に印を付け、
同様に「100」のラインと100度Cの数値が重なる箇所を「直線」で結び、
その直線を延長させれば、対照表は出来上がります。
ブレンドして、新しく作ったオイルにも適応出来ます。

高い数値の粘度指数ほど線の傾斜がゆるやかになります。
APIの違うグレード(SG、SL、SMなど)で、SAEでの粘度は同じ粘度表示(例えば5w−30など)の場合など
この線を比較しますと特に0度C以下と150度C以上の高温で粘度の違いがよく分かります。
使用するオイルを調べて、どのオイルの特性が使用状況に合っているかも分かります。
 
 

thm_blending.jpg   ブレンディングチャート
(256KB)
クリックでコピー用になります。
ダウンロードして画像の大きさは調整してください。
パソコンでの使用方法は上記と同じです。

2種類以上の同じ銘柄のオイルがある場合、ブレンドして粘度を調整することが出来ます。
ブレンド出来るかどうかは、使用されているベースオイルと添加剤の種類・内容によりますので、
それぞれ、メーカーにお問い合わせください。
下記にあるように、商品名が同じオイルは基本的にブレンドできると思われます。
(ワコーズ、モチュール、レッドライン、ベルレイetcなど、「同一商品名のオイルで違う粘度を持つ商品」がある場合は
基本的にブレンド可能のはずです。)
一般的には鉱物油と合成油、あるいは銘柄の異なるオイル同士では、
ブレンドすることによる「オイル性能の保証」が確かめられていませんので、
緊急時以外はされない方が良いでしょうね。
 
オイルの性状/商品 WAKO’S
プロステージ−30
商品名:PRO−30
(5w−30)

PRO−40
(10w−40) 
PRO−50
(20w−50)
粘度=40度C(cSt)
    −−−−−−
    100度C(cSt)
56.80
−−−−
10.04
92.46
−−−−
13.67
150.2
−−−−
18.70

粘度数値の範囲とファイルの重さからコピー部分を切り抜きしましたが、
縦のラインは10、20、30・・・と混合する%になります。
このチャートでは左側を高粘度オイルの数値を記入し、上部に100%、90%、80%・・・とし
(切れてますので、左側に「高粘度油」、上部に「%」を書き込んでください)、
左端の100%のラインにそれぞれ40度Cと100度Cの数値を書き込みます。
(上記、温度−粘度対照表で判れば、任意の温度での数値を入れても良いです。)

反対の右側の端を同様に低粘度オイルの数値を記入します。
こちらの%は逆になり、一番下端の右から100%・90%・・・となります。
(切れてますので、右側に「低粘度油」、下部に「%」を書き込んでください)

同じ温度の数値同士を直線で結び、
それぞれの混合量になる縦のラインと重なる箇所が、それぞれの温度でのブレンドしたオイルの粘度となりますので、
上記、温度−粘度対照表に書き込み、線を引けば、ブレンドしたオイルの温度・粘度性状が判ります。

5w−40とか15w−50とか普通はオイル缶に書かれていますが、
そのオイルがどのような粘度で表されるかが判りますが、
結構、粘度表示に幅があることに気が付かれると思います。
SAE粘度分類を参照ください)



資料コピー:WAKO’S商品カタログより
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