肩の凝らない、しかし、嘘かもしれないページ44

プラグに関するお問い合わせが多いので・・・

プラグについて少し触れている関係でしょうか、
高性能プラグに対してのご質問がよくあります。

エンジンの性能は燃料をいかに効率よく動力に出来るか、
詰まり、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する技術と理論で表せるのでしょうが、
こういったことは、ユーザーである私も含めまして、わからなくてもいいような面もあり、
「これを使用すると良くなった」と言う結果が大事になるわけですから、
気になる事柄の1つに入り、
プラグのテストもしたくなってくるわけです。

プラグもエンジンオイルも大体同じような経路をたどってまして、
現場からの要請があって、新しいタイプの素材を使用するとか、
そのコストと販売価格とに折り合いが付くかどうかと言った事が最重要になるようです。
ですから、高性能な特殊な製品は「番外」として扱われ、
よほど採算が合うと見積もられない限り商品化がされない事になります。

特に、他業種ですが、HDDなどの低コスト化が進みますと、昔のように堅牢な作りは出来ず、
いかにコストダウンをするかが最優先になっているようでして、
モーター部の寿命に関して潤滑の問題からも、添加剤の使用などが見当されているようですし、
ベースオイルの粘度も使用電力に影響が出ますので低粘度化がなされています。

こういった自動車のパーツは似たような側面を持っています。
一般的なパーツは効果とコストの比率だけなのかもしれませんが、
その事柄と社会的な要請や動機付けが加わり、
新商品と結びつくのかもしれません。

消耗品としてのパーツとして、
オイルフィルターなど各社様々な定価を設定していますし、互換性があるかどうかが
問題になる場合も整備する現場では出てきます。
作っているメーカーは僅かですが、販売量が多いフィルターはやはり値段も安くなります。
大体は1000−1500円で買えますが、性能的には純正品の場合も優良外品もほぼ同じと思われます。
消耗品と言うことで、出来れば安い方がいいと思い、
よく使用される品番は「純正品」を大量に仕入れてしまうといったことをしておりました。
外品より安く購入できるからです。

ですが、実際はモデルチェンジなどのため、滅多に使用されなくなったフィルターも
数多く在庫されておりまして、それを換算しますと結構な額になったりしますのでストックをする事自体を
あまりしなくなったわけです。
未だ使用されないプラチナプラグも何故か在庫でありますが、本数がバラバラで、
追加購入をしなければ使用できませんので、
結局、置き去りにされております。(もったいないですね。笑。)

また、同じメーカーの同じ車種のフィルターでさえ、細かい変更をしており、品番が同じでも
性能はどうかわからないわけですが明らかに「形状」が変わっている場合もあります。
そういうように2つのフィルターを見てますと、
「これは製造する機械の変更で、この部分の金属の加工をなくすことによるコストダウンなのかな?」
などと、勝手に比較解釈してしまうわけです。

で、在庫管理の話は置いておき、
高性能プラグと言うものを考えてみますと、おかしな話も出てきます。
例えばオープンプライスのイリジウムプラグがあるわけですが、
定価設定がされている場合、1本1500円で純正使用品番は売られています。
ところがオープンプライスのイリジウムプラグの方はなんと1本2000−2500円と
同じ構造の製品なのに値段が1.5倍程度も違って売られていたりするわけです。

その理由は、滅多に出ない品番のプラグ言うこともあるのでしょうが、
同じ品番の商品が他の販売店によって安く売られていたりしますと、
同じ部品商なのに、どうして値段が違うのか調べてみたくなったりするわけです。
(で、どれぐらい違ったかと言いますと2500円:1500円でした。
同じプラグがディーラー系部品商同士でもこれだけ差があるとは考えても見なかったことで、
勉強させられました。ただし、商品は仕入れ業者から「値段がわからない」とは聞いていましたが
すでに搬入されてました。中間部品商に他社との比較を話して、ある程度価格格差は無くなりましたが
本当に後味の悪い交渉でした。)
これは、数少ない、滅多に聞かないオープンプライスの悪い面を知って、閉口したという話なのですが・・・。

と言うように、まず入り口である価格の問題で引かかってしまう事が多くあります。
こういったことはどんな商品にも大なり小なりつきまとうものでしょうが、
安易なオープンプライスも困ったものと思われます。

何だかそれてきましたね。いつもながら
閉口されている方々が目に浮かぶようです。



で、元に戻しまして、どんな問い合わせかと言いますと、
単刀直入に「00プラグは効果絶大です。」とか「##プラグを取り上げてください」
とか言う内容なので、ほっと胸をなで下ろすのですが、
あいにくテストする環境にありません。
まして電気に関してはほとんどわかりませんので、
理論的に説明もできませんし
オイルや添加剤についても、ここ2年間だけの勉強ですから、なにを隠そう実は私も素人なのです。
ただ、現場での経験だけは多少あるかも知れません。
(資料として載せてある事柄は大丈夫と思いますが・・・)

ですから、プラグに関しても、プラグメーカーの技術者さん達から教えていただいた事柄と、
資料から判断するしかないですし、
本当は「実験」して見たいのですが、専門家でもありませんし、
測定する機器もありませんから、体感に頼るぐらいが関の山です。

でも、一般的なプラグの性能については、その資料に書いてある事柄から類推し、
随分ましな理解ができるようになってきたみたいです。

ここから先が文章にするのに時間ががかかりそうですが、思いつくまま
書いてみたいと思います。



と思っていましたが、やっぱり先に体感してみてからの方がいいでしょうね。
技術的な資料はやはり出してくれそうもありませんし、
自分で調べると言う方法しかないみたいです。

別に燃料添加剤のように頻繁に試したからと言って、
どこかに悪影響が出るとも思えませんので
プラグ自体はもったいないのですが、
何種類かレポートしてみます。
ただし、
例によって、テスト車はH4式RB20のOHC
走行62000kmですから、どれだけ正確に結果を出せるか心配ですし、
体感の問題ですので誤差はつきまとうでしょう。
また、現在のプラグはボッシュ製ブループラチナで
標準より1つだけ熱価が高くなっています。

けれど結局は比較の問題とマッチングの問題ですから、
オイル選びと似たようにも思います。
いい製品でもエンジンとマッチしなければ悪い結果が出るかも知れません。
いい結果が出ることを期待して、まずはトライしてみます。
それまで、ちょっとこのページは工事中になります。
期待させてごめんなさい。

と言うことで続く・・・。


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