肩の凝らない、しかし、嘘かもしれないページ45

プラグに関するお問い合わせが多いので・・・その2

試してみたいと思うプラグは

1.イリジウムプラグ
2.マルチエキサイトプラグ

の2種類です。
残念ながら、他のプラグはどうも試してみる気がしなかったという理由だけですいません。
また、自動車の性能は高性能型ではありませんので、
1.はNGK製。熱価「7」。2.は東亜システムクリエイト製「D4C」タイプです。
本当はイリジウムプラグはデンソーが良いように思えたのですが、
現在のプラチナプラグでも十分カーボンが付かず白く焼けてますし、これも「7」に相当するので選びました。
また、「D4C」は中低速の効果を体感したかったからです。
そこで「うらばなし」。

実は2.はそれほど新奇なプラグではなく、某有名プラグメーカーさんも約20年ほど前に開発を手がけていた
いきさつがありまして、当時の技術で出来なかったのか、や、コストの問題だったのか、あるいは2.のメーカーが
注意書きしているように「レーシング用に開発されたものではない云々・・・」と言うように、
リスクがあったためかどうかわかっていませんが、
電極から出る火花を、碍子近くに這わせ要求電圧を低くするという考え方はあったようです。
もっとその要求電圧を下げるため、碍子に半導体を塗る事で出来ると言うことのようですが、
結果は半導体が焼けてしまいほとんど効果なし、という事みたいです。
理論はともかく、空間をじかに飛ぶより、這うように飛ぶ方が低い電圧で放電することは知られていました。
結構、疑問点の多い記述のAM誌のため、最初は気にとめなかったのですが、
(D4Cについての「CO&HCグラフ」がこんな形になることは全く?や、永井電子機器さんの記述では絶対ないと
思いますがオシロで測定しているグラフがどうして「1次波形」と書いてあるのか?と言うことや・・・)
色々わかってきますと、試すのが楽しみです。
例えば、
火花は普通、気まぐれにどこへ飛ぶかわからないようにかかれている場合が多くありますが、
混合気などの流れがありますと、大体70−80%は排気バルブに近い部分で放電することがわかっています。
つまり、「吹けば流れる」ように、簡単に動くわけです。
ですから外側のフック型の電極は出来るだけ、排気バルブ側を向かない方がいいことになります。
一番良いのはそういった流れに対して中間で位置する箇所、
つまり排気側にも吸気側にも向かない中央あたりの位置と言うことが言えそうで、
じゃまにならないと言った考えが良いみたいです。
ただ、気流は絶えず変化していますのでそれでもあらぬ方向で飛ぶこともあるし、
特定できないと言うことは言えるのかも知れません。

また、確実に着火するには、プラグの火花が長い方が有利です。これは酸化と言う化学変化ですから、
混合気が火花に触れる絶対面積が多い方がいいわけでして、
要求電圧を十分に満たすことが出来れば、レーシング用などのように2.0mmを作っているわけです。
この点D4Cは1.5mmぐらいのギャップと換算でき、電圧が供給できる限り、
(這うような火花で要求電圧の降下の効果も加わり)
効果を期待できそうです。
NGK製イリジウムがプラグギャップ0.8mmだけしか作っていない理由は、他品目になるコスト増と、
ターボ系車両のチューンによる過剰混合気での失火に対するリスクマージンのようで、
1.1mmにすればさらなるパワーアップが期待できそうなのですが、
このプラグの電極は決してさわってはいけないので、テスト出来そうにもありません。
ともあれ、片方は現行のもっともポピュラーな形を最先端の形と材質とで高性能化し、
もう一方は、特定回転数帯に集中的に効果をねらうと言った構造をあえて取っていますから、
どちらが気に入るか(これが1番大事なんですが)楽しみです。
インプレッションだけになりそうですが、それは先にもお断りしてますように仕方ないことと
お願いいたします。



で、
本当に工事中になってしまってます。
その間に、自分のPCをレベルアップしました。
MMX166と32MBのメモリーでこの2年間やってきましたが、
相当くたびれてきたみたいです。
途中、一部壊れてしまったみたいなのですが
なにがどうなっているかわからず、ともかく外付けHDDを4GB取り付け、
バックアップしながらの更新でした。
HDDに問題があったみたいです。
それでも、1度は完全に止まってしまい、
数多くのハングオンにもめげず、
この前、マウスポインターを動かす度に「がりがり」言って、
作動しなかったのに、恐怖を覚えたのがパーツ交換の動機です。

K6−MD/V2の366へCPUを替え、
メモリーも64MBを加えました。
環境的には普通の機種並なのですが、歴然とした速さの差を感じています。
今までが遅すぎたのかも・・・。
「よし、交換するぞ!」と言って1時間もかからなかったのですが、
それまで、基本的な構造がわからなかったため、とにかく本を調べて、
壊さないか心配で、
その予習に時間がかかりました。
(壊さなくてほっとしました。)

それでも、もう1台は予備で必要と思われ、
今度はマックを試してみようかと思います。
40の手習いとはよく言ったもので、
なにをするにも、全くわからないので苦労します。
どうせなら、別の機種だって同じでしょ?と、
気楽に考えてみました。

それで思ったのですが、人の脳の中は記憶と言うことから言えば、
沢山の事柄が入るのでしょうが、
専門になればなるほど、膨大に記憶する事柄が出てきます。
1つの事柄について相当多くの時間を費やさなければ、
体系的に理解できない訳ですから、
広く、浅くと言う知識が一般的にならざるを得ず、
すべての事柄にエキスパートであることは無理というものです。

この前の21日にいつも見る「特命・・・」を見ていましたら、流れ星が
「摩擦熱」で燃えてしまうと言うようなことを言っていました。
本当に安心しましたが、反面、公共の伝播ですからもう少し正確に伝えてほしいとも
思いました。
数回前に、マッハの壁を越える自動車について「衝撃波」を問題にしていながら、
流星については「摩擦」なのです。
流星は摩擦熱で燃えたりするのではなく、マッハ以上の速度による「衝撃波」によって加熱され、
表面が損耗してしまうことによると言うのが正確と思われます。
ちなみに、宇宙船などの帰還で、冷却するのには「アブレーション冷却法」という表面固体の損耗で冷却する実験が、
宇宙科学で研究されています。

とはいうものの、一般的には「摩擦」でしょうし、
なにも知っていることが”どうこう”というわけでもありません。
まだまだ私も、間違った事を時々書いておりますし、
人のことを言えたものではないのですが、
「本当に、1つの事柄を知るためにこれほど時間がかかるなら、
到底、無知なことだらけだなぁ」
と、自戒をこめて感じるようになってきました。

そろそろ「老人の独り言・・・」と言う名称にでもしなくっちゃ・・・(笑)
 


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