肩の凝らない、しかし、嘘かもしれないページ49


2回目マルチプラグの燃費です。
平均した走りが出来ましたので燃費に現れています。
428.7kmでガソリン使用量は56.9リッターです。
平均燃費は7.53km/リッターと言う事で、まずまずの燃費なのですが、本当を言いますと
もう少しのびるかなと、期待していたのですが、
今までの平均的な春から秋にかけての燃費の良い方に入っています。
渋滞の回数が多少少ない事と、夜間の80kmの走行がありましたので
その分だけ良かったかも知れません。
1回の走行距離が多ければ多いほど燃費は良くなる傾向がありますので、
そういった走行が多い時は、通勤で使用しても、今まででも7.8km/リッターぐらいのびたことがあります。

まあラフな走りと通勤での使用がほとんどですから、
片道15kmでは、8.0km/リッターは出にくいでしょうね。
高速道路だけでの燃費で1番良かったのが約13km/リッターです。
この時は標高差1300mぐらいあり下りだけで、250km以上走り、標準的速度を保っていました。
(ちなみに登りは約10km/リッターだったと思います。)
条件によっては、同じ自動車とは思えないほど燃費に差が出るものです。

体感度の方は、さすがに2回目の途中からは「慣れ」が生じ、
当たり前のように感じるようになってしまいました。
現在、3回目の平均を出すべく、走行をしています。
同時に「TE」はずっと入れておりますが、こちらも慣れてしまっていまして、
また、新たな変化を求めて、「プラグコードなど・・・」と、よからぬ(笑)考えを抱いてしまいます。
そのうちROMチューンも考えているのですが、
まだまだ勉強不足で、将来的にも自作出来るとは思いません。
少なくとも、ある程度、理解してからの依頼と思われます。

けれど、そのおかげか、燃費の変化は極端にテストモードで走らなければ
ずーっと7.0−7.5km/リッターあたりを出しています。
多分、走り方は、回りの自動車の性能が良くなった分、加速気味なので、
悪くなるはずなのですが、一応同モデル車と比較すれば、良い燃費といえるでしょう。
今回が終わったら、次はイリジウムを試すのですが、
その前に高速での走行も試してみたいと思っています。



偶然にも、イリジウムプラグを試す機会になりました。
別の自動車(セラ:H2式、1500cc、走行75000km、AT、5E−EFH)なのですが、
こちらは1年前から添加剤も入っており、
プラグも標準タイプを新品に交換していました。
約15000kmでやっとオイル交換をしていただけることになり、(皆さん本当に延ばしますねぇ)
昨年の点検時から比較すると、随分、アイドリングも燃費も良くなったと言うことなのですが、
アイドリング時の振動だけは、まだ結構しています。

オイル交換と添加剤を入れましたが、アイドリング時の振動についてはほとんど変化がありません。
取り外したプラグも綺麗に焼けており、燃焼がいい状態であることを確認できるのですが、
僅かに劣化しているため、思い切っての交換する事にしました。
せっかくですから、少しでも効果を期待して、
(ちょうどNGKのイリジウムがありましたので)試すことになったわけです。
熱価を僅かに心配していたのですが(BKR6EYA−11→IRIWAY−7)、交換してその心配も払拭しました。
プラグギャップの狭さ(11mm→8mm)も、問題ないようです。
今まで以上に、始動性が良いようで、本人も感心しておりました。

それで、振動はどうかというと、見事に安定しているのです。
燃焼のばらつきが何が原因であったにせよ、安定し、小気味よく回転していました。
テスト走行していただくと、信号待ちのDレンジでの車体の震えも、かなり改善されているようで、
大変満足されていましたし、低速から中速でも以前に増して「軽い吹き上がり」という印象を
持たれたようです。
試しに、私も試乗しましたが、確かに体感できる軽さを感じましたし、振動も納得できるレベルまで
下がっていました。音質としましても乾いた感じで静かになっているように思えました。

オイル交換と同時、と言うこともありますが、それだけでは納得できない効果があったものと思われ、
「症状がある自動車」については、「改善」と言う形で、
高性能プラグもお勧めする値打ちがおるかも知れないと思った次第です。

ただ、症状がほとんどない「健康」なエンジンで、どれくらいお勧めする価値があるかは今のところ
まだデータ不足です。
このプラグ2300円/1本ですから、標準=2080円/4本と比較すると9200円/4本で、
普通のプラグが4回も交換できますし、特別な理由がない限り、「使ってみよう」なんて薦められないからです。


標準プラグは、始動時から高回転まで「問題なく使用出来る」ように選ばれています。
エンジン単体・実車走行のテスト中に不具合が生じれば、他のプラグと変更され、最も適したプラグを装着して
市場に出されるわけでしょうが、
自動車が販売されてからも、問題点が生じれば、変更されていることがあります。
こういったことは自動車のマイナーチェンジに合わせて、各部が改良されている事と通じます。
結局ノウハウ的な要素から生まれてきたからでしょう。
多くの形状・熱価・プラグギャップなどの中から、最も守備範囲が広くなるように選ばれていますので、
価格的にも、そのエンジンに一番”適合した”タイプと言えそうです。
また、コスト・整備性・耐久性からの要請で決められることもありますので、
4ナンバーでも”標準プラチナプラグ仕様”があるわけです。

要するに、プラグも使用状況で替えていいわけなのです。
しかし、オーバークォリティが良いかどうかはまた別の問題です。
上記のように満足した結果が出ればいいのですが、
原因が特定できなければそうなるとは限りませんし、
問題意識の関係から、改善したからと言って値段が高くなることは
その方にとってベストであるとは言えない実状があるからです。
現場ではいつもこういう問題がありまして、
皆さんご苦労されているようですね。(笑)


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