肩の凝らない、しかし、嘘かもしれないページ51

3回目の給油データです。
今回は普通の条件での走行です。
最後の日だけ渋滞が長かったため結果としては良くないのですが、
381.6km走行で55.0リッターですから
平均燃料消費量は、6.94km/リッターになります。
思ったより悪いのかどうか、わかりませんが、7.0km以下は少し珍しい結果となりました。
ただし、いつもの2倍の通勤時間になりましたので、
片道分+15km加算すると396.6km/55.0リッター=7.21km/リッターですから、
普通の燃費です。
(その後も415.4km/57.3リッター=7.25km/リッター)

一回の長時間渋滞だけでも0.27km/リッターも燃費を変えてしまうのですから、
いかに、実走行での燃費計算があてにならないかおわかり頂けると思います。
高速走行でのテストが出来ず、このままプラグを交換してしまうのが面倒なのですが、
諦めて、イリジウムへ交換することにします。
マルチエキサイトでは、もう充分「慣れ」てしまいましたので、
変化がどう出るか楽しみです。
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1年8ヵ月後、走行約2万キロでのマルチエキサイトプラグの状態です。
良否の判定は難しいですが、デポジットの付着が気になり、交換しました。
替わりにNGKのイリジウムプラグを使用しました。
エンジンのフィーリングが滑らかさを増したように思えますので、結果的には交換時期なのかもしれません。
少し重いですがこちらに使用済みプラグの写真があります。
イリジウムプラグは熱価が2段階も高いものしかなかったので、
冬期始動時直後の急カーブでは負荷が強く、暖気もされていないので、多少回転数が下がる傾向が生じました。
エンストするほどひどくはないですが、熱価の影響は感じられます。
夏期の暖気後長期使用後のノッキング傾向が強いですので、しばらくはその際どう変わるかも見てみようと思います。
燃費の方は、師走モードですので、かなり悪いようですが(初回6.2Km/リッター)、
渋滞続きの通勤や買い物でのガレージ待ち時間が特に影響があったみたいですので、
今後の様子を見て行きたいと思います。
2回目は6.46km/リッターでしたが、初回も2回目もオートエアコンONにて走行しています。
3回目はエアコンOFFにして様子を見ます。(かなり加速が楽ですので・・ただ、曇るんですよね、愛煙家なので特に。)
マルチエキサイトとの比較になるかどうか判りませんが、確かに冷間時の加速フィーリングは、熱価の影響もありますが
多少悪いようです。ただし、エンジンは確実に1発でかかりますし、特に不具合を感じる事はありません。
最初の10分ぐらいに違いを感じます。
ですがさすがイリジウムと言うべきか、暖気が十分された後はすこぶる調子はいいです。
ATFやエンジンオイルも冬は暖気までの最初が落ちるので特にそう感じてしまうだけかも。
(AT5速は夏期であれば10分ぐらいで時速65km定地走行モードで入るのに、
冬は15−20分ぐらいしないと入りません。)

その後、始動時のハンドルを切ったときのアイドリング落ち込みが気になった事と、
雰囲気的にはプラグのせいと思えなかったので、
ちょうど1年1万キロでのオイル分析の時期が来たのでオイル交換しました。
増粘が影響しているようには思えなかったのですが、(結果はオイルの基礎知識に掲載しておきました。)
どうもタイヤの空気圧も下がっていまして(4ヶ月の間に2.5kg/m3から1.7強kg/m3まで下がっていました。)、
これが一番の影響のようです。
もちろんオイルの粘度変化もある程度影響していたように思えましたが、
タイヤの空気圧を2.2kg/m3入れますと、翌日からそういった現象がなったからです。
ハンドルが重くなってきたと感じる場合、タイヤの空気圧の影響(摩擦)が大きいですね。

で、エアコンOFFでの燃費。
412.1km/58.0リッター=7.11km/リッター。
エアコンの負荷の大きさに加えて、電動ファンが連動するタイプなら、暖気が遅くなるわけで、
エンジン内の温度が一定するまでガソリン噴射量が増えていますから、
燃費には影響すると思われます。
夏期はエアコンONで7.5km/リッターは普通で
(さすがに夏はエアコンOFFでの走行テストはしたくないです。笑。)
冬期がエアコンOFFで、今回7.1km/リッターですから(ONでも大体7.0km/リッターはあるはずなんですが)
毎回の暖気・湯沸かしにかかるガソリンの使用量も短距離走行では0.5km/リッターほどになっているように思えます。
十分暖気した後で、ヒーターのファン、を入れエアコンもONした方が多少でも良い結果が出そうです。
ちなみにその後も大体7.2km/リッターとなっています。

その後また、始動直後の負荷が大きい状態では、多少エンジンの回転数が落ち込む現象が発生してきています。
寒い朝に発生する事がほとんどですから、これは外気温による影響と判断しました。
プラグの熱価も影響しているでしょうが、考えれば当たり前なんでしょうね。
30年ほど前の寒い冬の朝など、始動と暖気で苦労してましたから、思い出せば当たり前の現象でも
性能が良くなってしまうと忘れがちですね。
随分当時とは受け止め方も変わってきた事に、改めて驚きを覚えました。

で、よくテストされるH4式セレナ2000ccの12万から17万キロまでの約5万キロ使用したNGKイリウエイ(イリジウム)7番の
写真です。性能的にも、外観を見ましてもまだ使用できる様に思えましたが、
メーカーは3万キロぐらいを目安にと言っていましたので、よく引っ張ったと思います。

しかし外側(接地)電極の痛み具合もほとんど目視ではわかりませんので、多分このくらいでしたら白金プラグと同じ程度の
耐久性があるように思えます。(北米への10万マイル=約16万キロ無交換の為に開発されたいきさつがある
イリジウムプラグですから、普通走行であれば、多分10万キロ近くは持つのではないかと思った次第です。)
次に変えたのはデンソーのイリジウムで熱価は標準に戻しました。
こちらも5万キロ程度で様子を見え見ようと思っています。(23万キロになってしまいますね。ATその他大丈夫かなぁ。)
イリジウム使用済みプラグの写サムネイル(拡大図)



で、嫁さんの通勤車の車検(H2式、D13C、1200ccAT)が来まして、ついでにデンソーのイリジウムに交換しました。
走りについてよりも、せっかくサイドブレーキをしっかり調節したのに、
「サイドブレーキが上まで上がらない」と文句を言われまして、
何だか意気消沈です。笑。

で、おそるおそる、走りの変化を尋ねるのですが、(良くなっていることは確認済みなのですが)
「よく分からない」との返事。
また、以前パワーブースターを使用した時の方が効果が体感できたとの返事に、
何だか、低速のろのろ運転では効果が出なかったみたいです。
しまった。私の自動車を貸したせいで、
パワーが下がったわけですから無理もないでしょう。

こういったことはユーザーさんにもありまして、ちょくちょく体験していますので、
慣れているのですが、
こちらが思った効果と走りにたいして、
ユーザーさん方は、違った走りと整備による変化を期待をしていることに気づかされるわけです。
また、別ですが、代車に軽自動車を出した時にも、
「調子が良くなりました。」とお礼を言われ、面食らうこともある場合があります。
実はほとんど整備する箇所が無く、
プラグもオイル交換も時期的にしなくてよく、エンジン調整も不要で、変化などしようがないのですが、
代車のパワーのせいで、自分の自動車がよくなったように感じられたようなのです。

ほんとに、人の感性は非常に優れている場合と、無頓着ぐらいに区別が付かない場合との差が激しいようでして、
考えさせられることがあります。

比較は本当に難しく、走り方でも体感度が変化してしまいますし、
期待度も影響するわけですし、
「慣れ」等が入りますと、もう本当かどうかわからなくなって来そうです。

心理的な側面が相当入り込む余地があるわけですから、
オイルなどの選択にも気を使っていたのですが、
ユーザーの期待の方が重要なのかも知れません。

嫁さんには、アイドリングを多少上げ、多少タイミングで調整した方が喜んだのかも知れません。

感性とは本当に困ったもので、大事な事がらなのですね。



モービルの0w−40をテストしてみたくなりました。
最近の自動車は5w−20or30とか低粘度油を指定している事が多いため、
夏でも問題なく高速道路を長時間走行できるか試したくなったからです。
元々定評のあるオイルと言うことと、
PAO+エステル+アルキルナフタレンという100%合成オイルですから問題は無いと思いますが、
0wと言うオイルが果たして夏に十分耐えられるかどうかを見たいわけです。

本来ならオイルだけでの評価をしたいのですが、
あいにく添加剤付けのエンジンですから、定番添加剤は入れての評価になります。
どうも低粘度オイルは多少なりとも不安感があり、
早期劣化の懸念を持つのですが、
シントロンとの比較ですからやはりユーザーさんへ薦められるかどうか
確かめておかないといけないわけです。



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