肩の凝らない、しかし、嘘かもしれないページ53

添加剤やオイルのことについて書いているわけですが、もちろん新車・中古車販売や修理が主体になるわけでして
世間の経済情勢があまり良くならないので、
メンテナンスをどこまでして良いのか、時々悩むことがあります。
中古車を購入された場合のメンテは、
経費もこちら持ちですから、結構思う存分出来るのですが、
(場合によってはプラグをイリジウムにしてしまうこともあります。)

修理や車検の場合、支払うのは当然ユーザーになります。
一番簡単なのは、メンテの先送りで、
とにかく安く、消耗部品の限界まで乗っていただき、費用を分散させる方法なのですが、
案の定、ユーザーさんにとって途中出費は痛く、相当ひどい状態になってしまうまで来られない場合も多く、
かえって出費がかさむこともあります。
かといって、フルメンテしてしまいますと、過走行車になった自動車では、
新車に近い性能がよみがえるのと裏腹に、
車検と同時ですと、こちらに置いてある代車が購入できるほどの費用がかかることもあり、
足代わりの方にとって、痛い出費になるわけです。

この頃合いをどうつかむかが難しいわけでして、
例えば、先送りしたために経費はかさみますが、
まずまず納得して乗れる経費として考えて頂くしかないわけですが、
そのうち新たな修理箇所が発生してきたりしますと、
かわいそうなくらいメンテ付けになってしまうこともあり、
運が悪いと(十分説明はするのですが、例えばタイミングベルト切れ・オーバーヒートによるガスケット破損など)
即、廃車になってしまうケースも
十分考えられ、時々奉仕でこっそり確認だけしてしまうケースもあります。
(今のところ、あまり経験したことはないですが・・・と言うより非常に危ないと思った場合、
「お願いして」修理するように頼んでますので)

けれど、いくらその発生率が少ないと言っても、
10万キロを越えるユーザーさん方が多いため、また、車種によって耐久性が異なるため、
どこが故障するか判断しかねることも多くあり、
それがフルメンテに近い修理をしたとしてもどうしようもないケースも多々見受けられるわけです。

特にエアコン不調や電気系・冷却水系だったりしますと、
どうもないのに「予備的修理」をお願いすることは難しく、
結局「壊れるまで」入庫しないことになります。
当たり前と言えばそれまでですが、
経済的に苦しい立場の方が、無理してメンテの行き届いていない自動車を安く購入して(または貰ったりして)、
過酷な運転をしているのを見ますと、修理を依頼され、ことさら高額になるような整備もつらく、
それがまた、「壊れないはずがない」と言ったような状況での使用となる場合もあり、
かえって高く付いてしまう事が「昔々」ありましたので、
気になって仕方がないわけです。

私とて、庶民ですから、自分の自動車をそう簡単に乗り換えられるほど余裕がありませんので、
整備工賃は自分の労働力として単に無料になるだけで、
パーツなどは結構痛い出費ですから、出来るだけ分解しています。
まあ、自動車に関しては経費は安く付くかも知れませんが、そのかわり「疲れます」。

ですから出来るだけユーザーさんの場合も同じようにと思っているのですが、
そうすればするほど「疲れて」来るのです。

オイルにしても「安いもの」でいけないかどうか十分わかっているつもりなのですが、
なぜだか、これに関しては融通がきかないのです。
オイルで痛い経験があったからかどうだか自分でもわかりませんが。
 
 

と言うことを続けている内に、リタイヤする年になっていくのでしょうね。
自分の娘がやたら物を分解する癖があります。
同じような道をすすむんでしょうかね・・・(笑)



 

工事中
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