肩の凝らない、しかし、嘘かもしれないページ11

カタログデータと実際とのギャップ

チューンを専門にしている、友人が別の用事で訪れ、「最近どう?」などと 話しをしていた。
こちらは、自宅にパソコンを置いているので、暇でもHPはなど書けるはずもなく、
資料集めなどしているため、「眠い!!」と言う感じ。

 いつものように、車に詳しい人が訪れると、その時々のHPに関するデータ集めの癖が、出てしまう。
このときは、プラグの話しになった。こちらも、彼もプラズマに関しては、ほぼ無知の状態なので、 言いたい放題。
バックスに置いてある高性能プラグやコードを変えたが、全く体感できなかった話しやら、
チューン目的で、ピストンリングやバルブシート研磨にヘッドガスケット交換した人の話で盛り上がった。
例えばY形になっている高いプラグなどそこのメーカーのプラグコードを変えても、シャシダイナモではどうか知らないが、
実際に走行してみても「何も変わらない」という結末。
「高々1馬力や2馬力上がっても、体感できないよね。」
しかし、それでももの足りず、シビックあたりでそのプラグなどをつけて、
今度は機器をつけて加速、ゼロヨン、最高馬力などの 向上を、これでもか、と、やりまくったらしい。
結果は、交換前と同じ。計器でも測定できないようだった。

 シビックでは、実際に走行して140馬力あたりが精一杯という結果らしい。
「空気抵抗なんかも大きいよね」と、彼は はなしてくれた。
シャシダイナモ(費用が高いのでしなかった)と実際との差は、歴然としてあるようで、
「たかが、プラグごときでは・・・」という話しで終わった。ちなみに「イリジウム」の方も、全くという結果らしい。

 「うちも、テスト用に入れたのに・・」と私もテストする前から気分はグレーでした。

 次のチューンした車の結果はどうだったかというと、「ノッキングがひどくて走行できないほどひどくなった」そうである。
お客さんの指示どうりにした結果なので、クレームは避けられたが、かなりメカに強いユーザーらしかったので、
逆にその症状の 意味が理解してもらえたようで、よかったよかった。

 パワーアップに何が、一番チューンで変化するかと、聞いてみると、「マフラー」と帰ってきた。
なるほど、排気抵抗というのは予想以上だなと、感心させられてしまった。
先ほどのユーザーのチューンにせよ、プラグにせよ、どうして今までの車に効果あったものが聞かなくなったんだろうと思っていると、
エンジン側の燃焼効率やらそういった部類の事は、出来るところまでメーカー側でしてしまってる感が強いとのこと。
ノッキングぎりぎりのところまでで、新車が出来ていたら、あまりさわるより、
さわってもしかたなく思われているマフラーみたいなところの方が 効果があるようらしい。
マフラーにそんなにお金を掛けているメーカーはまだいないという事のようだ。
ともあれ、「ほどほどのチューン」がやっぱり一番良いみたいという結論で別れた。

 そうそう、彼はチューン屋さんなのに、添加剤はというと、置いてはいるのに、やっぱり「売らない」といっていた。
添加剤などでは商売にはならないらしい。私も、意味が違う同感!!


しかし、あのプラグの”光り方”尋常ではない。
不思議に思い、いつも頼りの「NGK」さんに問い合わせてみた。
なーんだ。やっぱし、「Y」の方は「実験の結果。
全く、普通のプラグと同じ”ひかりかた”しかしていません」。また、
デモンストレーションで効果のあるやり方としてよりよく光った方が効果があるように見えるためらしく思える。
その、仕掛けは、瞬間しか放電しない電流を、少しだけ長く流せば得られると言うものらしい。
人間には火花があまりにも短い時間すぎて、 よく見えない。けれどそれをもう少しだけ長く流せば光り輝いて見えるようなのです。
そして、それはコンデンサーという蓄電器で電気をためてやってるとか。
これって、確か弊害もあるって誰かさんが言ってたっけ!!。
しかし、かの「NGK」さんはきっぱり「プラグで馬力アップは出来ません!!」。と、烙印を押してしまった。

 技術者は、確かにすごい。
数々の理論をもとに、見せかけでない「本物」の 製品にこだわっていると、感じた次第でした。
うーん。理論だらけで難しすぎて手に負えないかも知れませんが、
それは プラグのページで考えてみます。
間違ってたら誰か「添削してください」


古いタイプのスキャナーを頂きまして、
ここのところ、接続するのに奮闘しすぎて、ページがあまり進まないことを お詫びいたします。
ページが重くなりそうですが、出来るだけ軽くなるようにゆくゆくしてゆきます。

それから、まだバックスさんなどには置いてないかも知れませんが、
カストロールから 新しく、ディーゼルオイルが出ました。「マグナティック・ディーゼル」です。
4Lで5200円、代表性状などは、現在 扱っているエンジンオイルの評価へ扱っているエンジンオイルに入れておきます。
独自開発の特殊分子吸着作用により、油膜を長時間に渡って維持するため、 ドライスタートからエンジンを守ると、うたっています。

それでもって、「じゃあエステルでしょ?」と返事は「そうです。」けれどこの辺りは
まだまだ開発途上にあるらしく
どんどん?新たな商品(広い意味で「添加剤」)が出てきそうな雰囲気です。

こういった”添加剤”やら”ポリマー”や”合成系のベースオイル”やらは
それほど多くの企業が作っているわけではありません。あんまり競争していても、
開発費、その他で経費倒れになっても仕方がないし、
自動車メーカーもそうですが、採算が合わなければ、作ろうとしません。
ですから添加剤もそういったオイルも
一部の企業が作り出していることで成り立っています。
自動車の各部品もメーカ自身では作ってないことからもわかりますよね。
純正オイルだって、「**興産製」ってカタログには入ってますし、まさか
オイルのためにプラントを作ることはありません。
あくまでも「外注品」です。
そこの「外注先」では各社の「発注データ」が数多く積まれ、しかし他社に
”漏洩しないように”機密にしているわけでして、大変だなと思ったこともあります。
また、同様の理由で、各分野が有機的に結びついていますので じわじわと良い製品が誕生してきています。
例えば、タイミングチエーンがタイミングベルトに替わり、またタイミングチェーンに 戻っているように、です。

だだ今工事中のプラグのページで紹介したく思っているのですが、
「焼けも良く、外観からは状態が良い」としか見えないプラグでも、 実際は結構、絶縁性能やいろいろな所が劣化している場合があります。
あくまで「外観での判断は目安程度と思ってください」と、
資料にも書いてあったとおり、使用条件等によって使用期限が大きく変わります。

 リスクマージンは取っていても、ラボテストと実際の状況では、かなり異なるとも言えます。
タイタニックではないですが、最新の船でも真っ二つに折れる可能性は自然界の特殊な状況の重なり合いで 起こってます。
雷だってどこに落ちるかわからないので、避雷針をつけて誘導してます。

 多分、お仕事の関係で皆さんご承知でしょうが、実際とカタログデータの違いについては、
本当は随分 違っていると、思ってらっしゃるでしょう。
けれどそれを「他の商品に当てはめる」ということに関しては 随分、控えめに扱っておられ、
それでめでたしめでたし、となっているように思えます。

 プラグやオイルなどはですから「定期的に交換」する事で、それを避けてきていますし、
自動車自体も 保証期間で避けてきています。 


工事中です。際限なく続きそうです。次のページへ

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