こちらで取り扱っているGRPに関しては下記HPをご参照ください。
ジーアールピー株式会社のホームページは
https://grp-lub.com/になります。
製品内容および価格については改良その他により予告なく変更する場合があります。
- NEW-GRP
- NEW-TE
- Golden Pluto 808α
- PLUTO 2
- チキソグリース
- NEW-MW
- その他ジーアールピー社取り扱い製品
※使用上の注意点
なお、オ イルとの相性などはこちらに記載しております。
ご参考にしてください。
産業界用GRPは自動車用に使えなくなりまし
た。
既に自動車用としては販売しておりませんが
現在、産業界用GRPは産業界用としてベアリングやギアに特化されて製品が製造されており
ます。
自動車エンジン用やATF用としての用途からは除外されておりますので
NEW-GRPかPLUTO808をご使用ください。
(GRPとは製品のにおいも異なりますので、「同じにおいがするGRP旧製品」は使用出来
ます。)
なお、当方から購入されて保管している(使いかけ・あるいは量が少ないなどで)
GRPと混合して使用することで、不具合が出ることは全くありません。
この添加剤は元々は普通に自動車のオイル添加剤として作られたのではなく、産業界用 としてのようです。
ですから鉄道関係、建設機械、船舶、金属加工、機械工場、 精密機械、工作機械、レース車両、NATO軍、米軍、
などという分野に使われています。
日本の企業では、自動車関係はもとより(当然生産設備機械に使っています)、
電気、家電メーカー各社、製鉄業、建設、重機、電力、発電所、鉄道、 セメント、製紙、タイヤメーカー、
樹脂、化学、酒造、食品メーカー、スキーリフト、大学の実験室など
聞けばすぐ分かる有名企業が使用しています。
もちろん国家機関でも使用されていることは言うまでもありません。
その使用企業数は非公開の企業もありますので
2009年の時点で2500社以上になると思われます。
自動車のエンジンオイルその他として使用している企業は、レース界では RE雨宮、サードトヨタ、
その他(オイルメーカースポンサーとのからみで公表できない)数多く、
ソーラーカーレースの「ソーラー&エレクトリック500」では公式潤滑剤に指定されています。
当然ながら日本のエコラン競技でもやはり使用されております。
共晶膜とは何か
金属同士の潤滑では摩擦熱とミクロの摩耗金属粉とが作用し合い活性組成へ変化します。
そのメタル粉がGRP(以下NEW-GRPもPluto
808αも基本は同様)の成分と反応して フィルムを構成します。
ただし、金属接点下での特殊な環境に於いての化学反応ですから、 オイル中の金属粉には反応しません。また、金属との反応ですから、 湿式クラッチなどに問題を起こすようなことはありません。
また金属粉の大きさは非常に小さく、原子よりは大きいけれど 工業用に使われているフィルターなどですら楽々と通過してしまうくらい 小さいサイズです。いわゆるナノオーダーの世界となります。形成されるフィルム厚は、最大で約250,000オングストローム(25ミクロン、0.025mm)ぐらいで、
これらのフィルムは元の金属とかけ離れて耐加重性に優れ、元の金属の接点上に共溶(共晶)作用で形成されるため、
それ以上摩耗が進まなくなり、 どんな超加重にも耐えられる潤滑性能を発揮することになります。
従ってエンジンに使用した場合、金属の削れが極端に少なくなり エンジンの耐久性が、
約2倍(低負荷)~7.5倍(高.中負荷)になります。
(他社の製品ですが、有名なマイクロロンからの資料ではマイクロロン添加で1.5倍ぐらいという 回答から
考えてもマイクロロンに比べてかなりの数値と思われます。)
実際レース関係でのデータでは3回出場がエンジンのOHのサイクルだったのに 、
5回でも充分耐えられるという結果がでています。
実際ワンメイクのレース車両で3万キロ走行後にOHした例では
「まだOHしないで戦える」レベルで、
メカニックが驚愕していました。
商品開発の目的は摩耗する表面から、いかにして削れる量を減らすかということが目的のようです。
ですから、廃油に含まれる摩耗した金属自身が大幅に減るので、結果として機械部品の寿命が極端に延びた事が分かります。
他のデータとして、メーカーが他社に特別に指定して作らせているオイルに
添加した場合なのですが、ドリルの歯は2倍以上の寿命の延びがありました。
また、物理的にはがれ落ちた共晶膜は、元の成分に還元し、共晶膜を再生します。
つまり、GRPの潤滑効果は、かなり長期に続くということで、時間と共に劣化するだけの オイル類とは全く異なります。
この効果はGRPのメーカーに聞くところによると、10万キロ走行しても変わらないということでした。
しかし、実際はオイルの方がだめになってしまうので、 普通は2000ccのエンジンで約2年間以内かつ20000kmまで
(車検ごとの交換、ただしオイルが減った場合は随時5%添加して”つぎたす”) が、車を大事に扱える、いい期間と思われます。
この添加剤の耐久性テストデータは、一部の輸送業者が現在も走行距離に関係なくオイル交換なしで走り続けられている事からも
ある程度理解できます。
私も最初はオイルの劣化などを心配しておりましたが、すでに10台以上の乗用車で
車検から車検の間の2年間無交換テストをしました。(普通は1万kmぐらいで交換する人が多いのですが・・・)
ユーザーからの回答では全く支障は出ていません。(慣れてくると、ユーザー自身距離を のばしてゆく傾向があります。)
それどころか全員が、次の車検の際、GRPの添加を 希望しました。また現在もさらに2年間無交換でテスト中です。
問題となるのは、GRPの劣化ではなくGRPは極めてゆっくり効いてくるタイプの添加剤です。普通に7~8000km ごとに交換して、
未燃ガスなどによるオイルを劣化させる物質や水分あるいはオイルの劣化物やその他の異物が
オイルに混入することなどで
オイルの酸化が起こり、固形物質や軽油・ガソリンなどの溶剤が
オイルシールに悪い影響を与える事が懸念されることです。
1年間で約10000kmの交換が精神衛生上も一番良いかもしれません。
なお、オイルの粘度によるフィールはオイル側の問題ですから
段々使用するうちに悪くなってくるのは否めませんが、
摩耗からの保護はデータ上は30000km程度でしたら、ほとんど問題がないようです。
現に、運送会社では通常は30000kmから60000kmあたりでの交換となっています。
図の摩耗粉の量のグラフで解る通り、ある数値まではどのような添加剤でも 金属摩耗は起こります。
ただ、よくテストデータとして出てくるものは、走行距離も 多くなった状態で、金属摩耗量もかなり少なくなってきてからのものが多く、
データとして あまり感心しません。
新車が一番摩耗粉が多くなり、以降クリアランスが増え、10万キロを超えてきますと摩耗粉がもう出にくくなっているからです。
また、悪くなった状態で、添加剤を入れれば、オイルで密閉されるだけでも、性能が良くならないわけがありません。
新車に近い状態でのパトカーでのオイル分析では
新車の1回目は約5000km走行後オイル、エレメントとも交換後 約5800km走行(5台同じ車両でテストし、
その平均値)時のデータです。 米国でのテストデータなのでシボレーカプリス4300ccですが、
同じように調べた国産車のデータと一緒に載せておきます。
添加なし | GRP添加 | 減少率 | 国産車廃油分析実例 | 添加なし | GRP添加 | 減少率 | ||
銅(メタルベアリング) | 172.0ppm | 117.0ppm | -32.0% | 銅 | 15ppm | 2ppm | -87.0% | |
鉄(シリンダー、クランク) | 84.4 | 73.1 | -13.4 | 鉄 | 35 | 5 | -86 | |
アルミ(ピストン、ブロック) | 23.8 | 1.0以下 | -96.0 | アルミ | 8 | 0 | -100 |
フォードムスタング2300cc
添加なし | GRP添加 | 減少率 | |
HC | 0.178g | 0.163 | -8.4% |
CO | 2.137 | 2.037 | -6.4 |
NOx | 0.688 | 0.621 | -9.7 |
CO2 | 398.2 | 383.3 | -3.7 |
極圧性能の実験としてはチムケンテストを行いました。テストピースにいろんな 添加剤を入れ、
どれぐらいの圧力でロックするかのテストです。
使用オイル=ピュアレーシング、GRP5%添加、
接点圧はMAX640kg/cm2でもロックしないため(直径2mmの削れあり)
オイルが煙を出すまで回し続けました。
それでもロックしないので、オイルカップの添加剤入りオイルを取り 除き、水を入れさらに沸騰するまで回し続けました。
しかし、テストピースは回り続けました。
その時の、削れは直径+0.2mmに留まりました。
参考までにオイルのみの場合は同一テストピースで100㎏/cm2以下でロック。
さらに、削れは直径6mm以上ありました。(チムケンテストのみの結果で添加剤の善し悪しを問うのは馬鹿げているとは思いますが、
共晶膜の強度を見るため行いました。)
付け加えて、そのテストピースはオイルのみの部分は、約1ヶ月頃から錆び始めたましたが、
GRPの部分は 約1年間全く錆びませんでした。2年目に確認したら錆び始めていました。
この実験は今から4年以上前のデータですが、1つの添加剤を使用するかしないかで、
約1年くらいは実車走行などのテストをしています。
A | B | |||
走行前 | 走行後 | 走行前 | 走行後 | |
限界荷重 | 345kg | 207kg | 345kg | 345kg |
負荷電流 | 4.2A | 計測不能(焼き付く) | 3.9A | 4.3A |
摩耗痕 | 1.6mm | 3.2mm | 0.9mm | 1.2mm |
この結果から添加剤Mは、エンジンに使用した場合、初期段階では(潤滑性能だけに 目を向けた場合)
非常に優秀な効果を発揮しますが、長期使用には不向きであるといえます。
デフやトランスミッションへの使用は、焼き付きや金属摩耗防止に、
またフリクションロスなどにも大きな 効果が得られると、推定できます。
エンジンノイズ | レスポンス | パワー | 燃費 | オイル消費 | オイル交換 | 経済性 |
非常に静かになる | 気持ちいいほど良く回る | 低回転よりパワートルク共にかなり上がる | 10%から20%良くなる | 2,3回と続けて使うと非常に効果ある | オイルの劣化と言うより添加剤の効果で2から3倍延ばしてもOK | いいオイル使い2年間無交換テストしても大丈夫だった |
●用途・・・エンジンオイル全て(湿式クラッチを含む)2stのバイクの混合オイル、ATF、パワステオイル、 デフ.ミッショ ン.LSDにもOK(トルセンタイプ)機械式はすべる恐れあり(Q&A参照)、
グリースにも添加出来る。(別にティキソグリースがあります)●性能・・・共晶膜の性能は、温度特性(-54度~820~以上)、荷重特性(11t/cm2~15t/cm2)
いわゆる” 表面処理剤”(=表面改質剤)とは違う。●安全性・・製品自身が無鉱毒、無公害、化学的に安定。塩素系物質での極圧剤ではない。
さらに排気ガスの有害ガスを減少させる。●シールに対して・・オイルシールに対しては、鉱物油と同じく浸透性があり、鉱物油並みの膨張があります。
鉱物油がシールに安心なのと同様、GRP添加も全く問題はありません。●成分・・・ホワイトミネラルオイル、イソパラフィニックハイドロカーボンなど炭化水素化合物、
ナフサソープ、その他(早くいうとオイルと同様の炭化水素成分ということ。つまり公開できないということです)●その他・・モリブデン、セラミック、テフロン系(PTFE)などの固形粒子分を一切含まず、
共晶膜でドライスタートからもエンジンを完全に守る。●添加量の目安・・普通は2%から5%前後、ATFは1%-3%。
商品写真 | 製品名 | 分類 | 主な用途 | 主な特徴 | |
GRP Pluto 808α | Pluto 808α | 内燃機関用オイル添加剤 | エンジンオイル、ギアーオイルなど 自動車、船舶などの 内燃機関を持つ機器 |
超潤滑効果、高低温特性、耐水特性、皮膜剪断特性 | 200mlボトル 1リットルボトル |
NEW-
GRP (NNL807α) の 写真 |
NEW-
GRP (NNL807α) |
オイル添加剤 | エンジンオイル、ギアーオイル、一般作動オイル、金属加工全般、コンプレッサー、回転軸受け、各種摺動部分 | 超潤滑効果、高低温特性、耐水特性、皮膜剪断特性 | 200mlボトル 1リットルボトル |
NEW-TE | 旧 よりのTE解説など | 燃料添加剤、燃焼室潤滑剤 | エンジン燃焼室潤滑剤 | 燃焼室の温度に耐え(約1200度)上記と同じ性能を持つ、ガソリン10リットルに対し3cc(軽油は5cc)添加 する | 250cc |
チ キソグリースの写真 | ティキソグリース | グリース(ちょう度#2) | ベアリング、高負荷金属摺動部全般、使用温度(-35~160度) | 超潤滑特性(16トン/cm2以上)、耐水特性 | 400g入り その他容量 |
ス プレーGRPとスプレーグリースの写真・・ | スプレーグリス | グリース(ちょう度#1) | チェーン、低負荷ベアリング部、 | 超潤滑特性(11トン/cm2以上)、耐水特性 | 250mlスプレーグリスIwatani製 |
ス プレーGRPとスプレーグリースの写真・・ | スプレーGRP | GRP入り浸透性潤滑剤 | ボルト、ヒンジ、被覆ワイヤー部その他 | 超潤滑特性(11トン/cm2以上)、耐水特性 | 250mlスプレーIwatani製 |
フ ラッシング剤の写真 | フラッシング剤 | フラッシング剤 | 特に営業用車両やオイル管理の悪かったエンジンのフラッシングに使用されます。走行しながらも フラッシング可能。GRPの効果を100%出すためのもの。 |
5%添加で200km~300km走行後オイル・エレメント交換。 10%添加の場合はアイドリングにて30分~40分で交換。 |
1000ccボトル 小分け100ccサイズ |
メーカー名 | 販売ルート | 商品内容 | 使用箇所 |
イワタニ | アウトドア店など | 「フィールド チャンピオン」(GRP入りオイル)ただし現在は無い | マウンテンバイクなど |
イワタニ | GRP販売店、専門店など | 上記2品スプレー式潤滑油とスプレーグリス | 上記に記載 |
ブリジストン | 自転車店など | 潤滑油(GRP入りスプレーオイル) | マウンテンバイクなど |
特に「GRP」「NEWーGRP」「GRP Golden Pluto
808α」は並行 輸入では全く購入できませんので、
他に出ていれば、異なる商品です。
海外でも「GRP」「NEWーGRP」は存在しません。
ですから、比較頂けば分かりますが、外観上でも分かり、臭いも色も違う
製品です。
2.上記の理由で、ターボ車の場合、はがされたスラッジの塊が大きい
と
ターボのオイルラインを詰めてしまう可能性があります。
日頃のオイル管理の良い場合はまず安心されて大丈夫かと思われますが、
今まで管理が悪かったりしてスラッジがひどい場合は出来るだけ、
あらかじめオイルフラッシングなどをし、
オイルフィルターも交換しておいた方が無難かと思われます。
なお、専用のGRP
フラッシング剤も販売しています。
また、ターボやエンジン各部からオイルが漏れていたり、煙をはいている場合、
先に修理をしてください。そのまま使用されますと ターボの場合、タービンの回りが良くなり過ぎて、
かえって壊れる可能性があります。オイル漏れの場合も 洗浄性が良すぎて、
スラッジで詰まっていた漏れを落としてしまうことがあり得ます。 あくまでも整備が行き届いている ことが、
条件になってきます。(当たり前のこと書いてすみませんが・・・)
3.調子がいいからといって、あまりにもオイル交換をしないで走らな
いで ください。
オイル管理は自動車の場合、金属面の摩耗減少だけを目的とはしていません。
オイル劣化を総合的に遅らせる効果は期待できますが、オイル自体の寿命を延ばす事が目的ではありませんので、
メーカーで決められた時間・距離を守ることは大切です。
ピストンとライナーのクリアランス(粘度)や金属が擦れ合わない面(オイルラインなど)での
スラッジ除去(清浄分散)も重要です。 汚れているだけで交換するのも疑問に思えますが、
オイルの耐久性なども考慮し、適当に交換してください。 「オイルの手触り」などは簡単に判断できる方法です。
ざらつきがあったり、水のように粘度がなければ 交換した方がいいでしょう。
4. GRPはいわゆる「修復剤」ではありません。
整備が行き届いていなかったり、エンジンの寿命が間近な自動車に入れられても、 調子が良くなり、無理をかけ、
その結果エンジンなどの寿命を短くしてしまったり、 またはスラッジを落としてしまう理由で、かえって逆効果になり、
圧縮が戻れなくなる場合も 起こり得ます。普通の状態であれば何ら問題は無いのですが、
「修復剤」効果を期待して 使用する場合はくれぐれもご注意ください。
壊れてしまう場合があります。(これも、当たり前のことですね・・・)
GRP
のQ&Aはこちらにあります。
「TE」
燃料系、燃焼室潤滑剤はこちらで見てください
GRP
についてのインプレッションはこちらで見てください
GRP
のデータについてはこちらで見てください
他
の添加剤使用後のGRP添加についての注意点はこちらで見てください
チ
キソグリースについては こちらで見てください